ジャワ島の秘境
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- 旅行時期:2016/09(約9年前)
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by 黄色いぺんぎんさん(女性)
ジャワ島 クチコミ:1件
夜中の登山にガスマスクと聞くと、普段山登りなど全くしない私には難易度が高く、本当に行けるのか迷いました。でも、ぐずぐず悩んでいるうちに歳をとってますます行けなくなる!と一念発起し、Blue fireを見にインドネシアへ。
ジョグジャカルタからバリへ抜ける二泊三日の現地ツアーに参加しました。イジェンはそのツアーの3日目でした。
ホテルを0時出発。少し仮眠をとれたかどうかといった感じでした。一時間ぐらいかかったでしょうか、イジェンに着くと、すでにたくさんのバンが観光客を運んできていました。私が参加したツアーは15人乗りのバン4台。車ごとにガイドが一人つきました。まず、簡単なガイドさんからの挨拶と説明が英語であり、ガスマスクが配られました。ガイドなしでイジェンは登れないそうです。
登山口には、木で入口とわかるようにゲートが作られていました。ガイドさんは、スタスタとまるで平地を歩くかのように歩き、時々立ち止まってついてこれてるか人数確認。このスピードが早い!足の長い欧米人は平気でしょうが、ちびっ子日本人で普段特に運動らしい運動もしていない私には超ハイペース。途中リタイアする人もいたり、遅れる人もいたり、人数確認の度に人数は減っていきます。最初頑張ってこのハイペースについていきましたが、次第に遅れ始め、途中からは完全に自分のグループを見失ってしまいました。グループからはぐれても、たくさん観光客が歩いていますし、他のグループのガイドさんが気遣ってくれたりもしてと迷う心配は全くありませんでした。ただ、夜道は、先がどうなっているかわからず、ダラダラと続く坂道はかなり辛かったです。何とか登りきった!と思ったら、次は火口へ降りていきます。当然足元は、火山岩で一歩一歩次どこに足を置くか懐中電灯の光を頼りに確認しながら進まなくてはなりません。正直これをまた登るのかと思うとゾッとしました。
3分の1ぐらいおりると、青い光が見えはじめて来ました。「Blue Fire見れたしもういいやん」という心の声を振り払い、さらにぐねぐねと道無き道を降りていくと、硫黄の臭いがどんどん強くなり、ヤバイ感じに。それでもなんとか、青い光のすぐ近くまで辿りつきました。幻想的な青い炎は刻一刻と形を変え、生で見ると想像以上の迫力です。風向きが変わると、硫黄の煙に巻き込まれそうになり、場所を変えたりしてblue fireを堪能。写真はチョット離れたところからの方がキレイにとれました。グループのガイドさんが呼んでいる声が聞こえたのでそちらにいって見ましたが、煙と暗さでわからなくなり結局合流できませんでした。あんまり堪能しすぎて、ツアーバスに乗り遅れては大変なので火口から出発。この頃になると降りて来た時よりかなり明るくなっていて、懐中電灯はいらなくなっていました。
blue fireは、日が上がると見えなくなってしまいますが、その後暗い中では全く見えていなかった巨大なカルデラ湖が徐々に浮かび上がってくるのもキレイでした。
帰りは、明るくなっているのと、下りということもありそこまでしんどくはありませんでしたが、距離の長さにかなり疲れました。降りて来て、木のゲート見た時は本当に嬉しかったです。
駐車場に戻ると、同じグループの人はまだ戻っていませんでした。後から聞くと、どうやら、火口で追い抜いたようでした。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2017/01/29
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