現在もスペイン王室が使用
- 5.0
- 旅行時期:2014/06(約12年前)
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by sanaboさん(女性)
セビリア クチコミ:16件
現在もスペイン王室がセビリアに滞在する際には、王宮として使用されています。
アルカサルの中で一番の見どころは『ペドロ1世宮殿』で、9~11世紀に建てられたイスラムの宮殿跡地にペドロ1世により1364年から1366年にかけてムデハル様式で建造されました。
(ムデハル様式とは、イスラム建築とキリスト教建築が融合したスタイルのこと)
15~16世紀に歴代の王たちにより増改築されたため、ゴシックやルネッサンス様式も混在しています。
宮殿内には『乙女の中庭』を取り囲むように執務室や私的な居室があり、宮殿の中枢『大使の間』は最も絢爛豪華な作りです。
ペドロ1世はイスラムの文化に傾倒しており、アルハンブラ宮殿を意識した宮殿を造るべく、グラナダ王国のムハンマド5世からモスリコ(キリスト教に改宗した元イスラム教徒)の職人を借り受けてきたのだそうです。
アルハンブラ宮殿と比べてしまうとさすがに見劣りはしますが、壁面を覆い尽くす漆喰細工や腰壁のモザイクタイル、天井の装飾などの精緻な美しさは見ごたえ十分で圧巻です。
アルカサルを構成しているもう一つの建物『ゴシック宮殿』は、アルフォンソ10世が13世紀に建てたゴシック様式の宮殿で、タイル絵が美しいです。(政治や外交などの公の場として使用されました)
大小7つある庭園も必見です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- カテドラルのすぐ向かい側
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 入場料9.5ユーロの価値あり
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 時期や時間帯にもよりますが、特に問題ではありませんでした。
- 展示内容:
- 5.0
- なかなか見ごたえがあります。
クチコミ投稿日:2016/11/29
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