スポンザ宮殿
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- 旅行時期:2016/11(約9年前)
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by ミルさん(男性)
ドブロブニク クチコミ:3件
メインストリートの端にあるルジャ広場に面したゴシック様式とルネサンス様式が見事に融合した建物がスポンザ宮殿です。宮殿という名が付いていますが、宮殿として建てられたわけではなく、1516年に貿易都市ドブロブニクの物資や財を管理する税関として建てられました。後に造幣局、国庫、銀行として利用されたりもしました。ドブロブニクが海洋貿易都市ラグーサ共和国と呼ばれていた時代のことです。17世紀になり知識人が集まるサロン的な役割を担うようになったことから、宮殿と呼ばれるようになったのかも知れません。壁の彫像は町の守護聖人で、入口アーチの上に書かれている文字は「私が商品の重さを測る時、神も私とともに測っている」という意味です。ここが商業の中心的役割を果たしていたことが窺い知れます。現在は国の古文書館として利用されている他、クロアチア独立の際の戦争で犠牲になった兵士、民間人の肖像などが展示されている記念展示室もあります。優美な空間を持つ中庭は音響効果も良く、コンサート、演劇、展覧会などのイベントの会場としても活用されています。スポンザ宮殿の入場は無料です。ドブロブニク旧市街のランドマークの一つとして、1979年、ユネスコ世界遺産に登録されました。
- 施設の満足度
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3.0
クチコミ投稿日:2016/11/24
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