看板料理の紅焼牛肉麺(180元)は、牛肉は比較的柔らかいもののスープは可もなく不可もなく
- 4.0
- 旅行時期:2016/04(約10年前)
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by 食べ太郎さん(非公開)
台北 クチコミ:46件
2016年4月に再訪して、店の看板料理である牛肉麺を初めて食べました。この店の口コミは既に投稿済ですが、前回の投稿は写真10枚をアップしておりそれ以上の写真はアップできないので、当店に関して二度目の投稿をします。牛肉麺以外の料理の写真は、前回投稿を参照して下さい。
正直に言うと、私は台湾牛肉麺は特別に美味い料理だとは思っていません。料理としてのジャンルが近い為に、どうしても日本のラーメンと比べてしまい、「この値段を出して食べるなら日式拉麺の方が美味いな」と思ってしまいます。これがスープ・スパゲッティならラーメンと比較して評価するという発想は起きないのですが…。
そんな私が一番美味いと思う台湾牛肉麺は、コンビニやスーパーで55元くらいで売っているカップ麺の牛肉麺です。その中では維力食品工業の「一度賛 紅焼牛肉麺」が、唐辛子ペーストが別封の小袋入りで辛さ調節が出来るのでお薦めです。麺はインスタント麺で食感が生麺より落ちるのは当然で、牛肉はレトルト・パウチでパサパサですが、スープの味はさすがに大手メーカーが大衆の好みを研究して開発しただけあって、街角の下手な牛肉麺屋よりは遥かに美味いと思います。日本でも、下手なラーメン屋より「日清のラーメン屋さん」の方がスープが美味い事があるのと同じです。
という訳で、この店では何度も食事をしましたが、看板料理の紅焼牛肉麺(180元)はまだ食べていませんでした。食わず嫌いも如何なものかと思い、今回初めて食してみましたが、スープの味は可もなく不可もなく。やはり大手メーカー製カップ麺の方が美味いと思いました。評価できるのは牛肉が柔らかい事です。一杯120元程度のもっと安い牛肉麺屋の牛肉麺は、牛肉が硬い上に味が抜け落ちてゴムを噛んでいるみたいですが、そのような牛肉麺と比べれば当店の牛肉麺の牛肉は柔らかいです。しかし、その牛肉の差で安い牛肉麺屋に対して五割増しの価格設定が正当化されるかという観点で言うと、牛肉麺としてコスパは悪いと思います。
牛肉麺に加えて水餃子(60元)も注文しました。こちらは大衆料理店としては相場の価格設定で、味も美味いです。
ところで、当店の店名「伍○玖牛肉麺」の○に入る漢字は、「染」の右上の九を七に置き換えた字ですが、この字は「七」の大字です。大字とは、領収書などに漢数字を書く時に改変を防ぐ為に使う同音で画数の多い別の漢字の事で、例えば日本語では「一二三」を「壱弐参」と書くアレです。この習慣は中国が元なので、現代日本語と現代中国語の大字はほとんど共通ですが異なる字もあり、現代中国語の七の大字は「染」の右上の九を七に置き換えた字(発音は七と同じqi)を使っています。
つまり当店の店名を平易に書けば「五七九牛肉麺」となります。ただ字形が似ているという理由で○の部分に「染」(発音はran)を当てると、当店の店名の意図が伝わりません。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 1,000円未満
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 4.0
- 林森北路と長春路の交差点近く
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- レストランよりは安いが、大衆食堂としてはやや割高。
- サービス:
- 3.5
- 日本語メニューあり
- 雰囲気:
- 3.5
- 普通の大衆食堂
- 料理・味:
- 4.0
- 個人的には牛肉麺以外をお薦めしたい
クチコミ投稿日:2016/06/01
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