リアルレトロモダンな店内で味わうモチモチ水餃子
- 4.0
- 旅行時期:2016/04(約10年前)
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by 100円ライターさん(男性)
台北 クチコミ:16件
宵の口まで九份にいて、台北に戻ってきたのが22時すぎ。
夜遅くまでやっている美味しい餃子の店はないかと、手持ちのガイドブックを見て探した店。営業は0時まで。
地下鉄善導寺駅を降りて林森南路の学校街をしばらく歩き、一本入った何にもない路地に店がある。夜だったので明かりがついていてわかったが、看板らしいものが出ておらず、店構えもパッと見、ボロい(失礼)バラック小屋風なので、昼間のほうが店探しにてこずるかもしれない。
店に入るとまずメイン厨房、さらに隣のレジ兼第2厨房を通過して客席にたどり着く斬新な間取り。今思えばおそらく厨房に向かって注文して、客席に入っていくというシステムなのだろう。
客席には木のテーブルと丸椅子が並び、ベニヤの壁には漢字の記された赤い紙が貼ってあったりして、『悲情城市』なんかで見たような雰囲気。ラーメン博物館のように意識的に映画のセット風にしてあるのか、単に古いだけなのか判断しかねるが、古いといってもバッチイ感じはなく、こういうのをレトロモダンというのだろう。
空いている席に座っていると中国語でまくし立てられ、気圧され気味に「メニュープリーズ」というと、オオッ、ソーリー、ソーリーと日本語のメニューを持ってきてくれた。
メニューは餃子のほか麺類、滷味各種という構成。アルコール類はビールと高梁酒があった。
ビール70元、そして日本語で「ぶたにくすいぎょうざ」と書かれた手工猪肉水餃子70元と「たまごとじめん」蛋花麺70元を頼むと、店員さんが「女房がコレなもんで」的なジャスチャーをするので何かと思ったら、そんなに頼むと腹が膨れて食べきれないぞということらしく、進言に従い蛋花麺を麺なしの蛋花湯60元に切り替える。
ビールは瓶の台湾啤酒。栓を抜く間まもなく餃子、スープも到着。ものの3分ほどで全品が揃う早業だった。
多くの日本人と同様に餃子は焼派だが、こちらの水餃子は皮がもちもちしていて、餡も肉の味がしてジューシーで美味しい。1皿に10個ものっていて、確かに食べ応えがあった。
玉子のスープはさっぱりしていて、餃子のお供にあったが、丼一杯きて多かった。メニューをよく見たら小サイズもあるようだった。
ビールも含め三品合計で200元=約660円。ガイドブックの情報に違わず美味しくて、さらにボリュームがあって安い、いいこと尽くめの店だった。夜遅い時間でも結構な客で賑わっているのも頷ける繁盛店だ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 1,000円未満
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 2.5
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 4.5
- 料理・味:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/05/17
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