鷲とジャガーが食べている三角形のものは…オニギリではありません
- 4.0
- 旅行時期:2012/08(約13年前)
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by ウェンディさん(女性)
チチェン・イッツァ クチコミ:11件
チチェン・イツァー遺跡にある【鷲とジャガーの神殿】と呼ばれる建造物(新チチェン文明時代のモノ)は四角いステージの様な構造物で、その周囲に鷲とジャガー、そして戦士の姿がレリーフとして彫り込まれている。
【鷲とジャガーの神殿】は、何のために使われたのかは未だ明らかにはなっていないが、ジャガーも鷲も、その手に切り取った敵方の兵士の首を持つ兵士の姿も全てが強さを表すシンボルなので、この構造物の上では、戦いの士気を鼓舞する様な儀式が行われたと考えられる。
そして、その神殿に彫り込まれている鷲とジャガーが口にしている物。
その形は三角形で描かれ、まるでオニギリの様だが、それが表すのは神に捧げられた生贄の心臓。
新チチェン文明の遺跡は旧チチェン文明遺跡で見られた優雅さが少しも感じられず、ひたすら強さ・凶暴さのみを表現するためだけに作られている。
旧文明から新文明へと移行する時、人々の中にどんな心の葛藤があり、この様な強さや凶暴さを強調する様なマヤ文明へと発達していったのか。
そのカギは遺跡の中のこれらのレリーフに隠されているのかもしれない。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- 遺跡の中
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 入場料に込
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 開園間際が空いているのでお勧め
- 展示内容:
- 4.0
- 旧チチェンに比べて好戦的な図柄が多い
クチコミ投稿日:2015/10/03
いいね!:5票
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