蛇の皮を被り踊るシャーマンの姿を表しているのでは?
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- 旅行時期:2012/08(約13年前)
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by ウェンディさん(女性)
チチェン・イッツァ クチコミ:11件
チチェン・イツァー遺跡にある【金星の基壇】と呼ばれる建造物(新チチェン文明時代のモノ)は、小さなピラミッド型の神殿で、その上部にはククルカンの姿がある。
此処のククルカン(ヘビ)はよく見るとその口の中に歯があり、その歯はどう見ても臼歯の形をしている。
臼歯を持つヘビというのも滅多にお目に掛かれないと思うのだが、マヤ時代、この辺りのヘビには臼歯があったのだろうか。
金星の基壇で私の興味を引いたものは、臼歯を持つククルカンだけではない。
基壇の周りには男の姿が彫られていて、その姿は一般的に【羽毛の生えたヘビの中から顔を出す男】のレリーフとして知られている。
私も実物を自分の目で見るまでは、そんなものがあるんだ…位にしか考えていなかったが、本物のレリーフを目にし、もしかしてこれはシャーマン(呪術師)の姿を現しているのではないかと考えた。
当時のメキシコ地域、特にメキシコ北部には、生贄文明がマヤ文明よりも盛んで王族の王女でさえも生贄として捧げられ、その皮を剥いだシャーマンがそれを着て神に捧げる美しい踊りを踊っていた…とされるトルテカ文明が存在していた。
もし、メキシコ北部のトルテカ文明とメキシコ南部のチチェン・イツァーを作ったマヤ文明の間で交流があったならば、マヤのシャーマンが神の化身である大蛇の皮を着て、神に祈りを捧げたとしても、何の不思議もない気がするのだが…。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- チチェン・イツァーの遺跡の中
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 遺跡の入場料に込
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 開園直後が空いているのでお勧め。
- 展示内容:
- 4.0
- 少しだけでも知識を仕入れてから眺める方が断然面白い
クチコミ投稿日:2015/10/03
いいね!:5票
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