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聖なる泉の底から出てきたものは、金銀財宝ではなく…

  • 4.0
  • 旅行時期:2012/08(約13年前)
ウェンディさん

by ウェンディさん(女性)

チチェン・イッツァ クチコミ:11件

通常、メキシコのセノーテというと多くの旅人がイメージするのは、地下水脈でつながった青い水をたたえる大地の水たまり。
セノーテの水は澄み、岩の穴から差し込む太陽の光が水底まで届き、キラキラと水の中を反射する光景…がそのイメージだろう。

でも、チチェン・イツァー遺跡にある聖なる泉のセノーテは、そんなイメージとは正反対の場所だ。
聖なる泉があるのは、遺跡の端。
ククルカン神殿があるメイン広場からは歩いて10分位の距離だ。

セノーテへの道の突き当りはストンと垂直に落ちる崖になっていて、その崖下に聖なる泉であるセノーテがある。
聖なる泉の水の色は褐色がかった緑色で、水の底を見通すなどできないような感じだ。

その昔、アメリカの探検家エドワード・トンプソンはマヤの末裔から聖なる泉の話を聞き、此処には神に捧げるための金銀財宝が眠っていると考えた。
そこでトンプソンは、セノーテの崖を下り、太陽の光も射しこまないセノーテの水の中を探検することにした。

昏く濁度のあるセノーテの底でトンプソンが見つけたモノ。
それは、おびただしい数の人の骨。
その大多数が子供だった。
そして、その骨の殆どには高い場所から落ちた時にできる重度の骨折の跡が見られたという。
金銀細工の供物もあったが、それらはほんの少しだけ。

聖なる泉、チチェン・イツァーのセノーテは聖なる場所ではあったが、そこは神々に金銀財宝を捧げる場所ではなく、生贄を捧げる場として利用されていた泉だったのだ。
現代に、観光客がセノーテを見下ろすその場所は、マヤ時代には生贄の子ども達をセノーテへと突き落す場所だった…。

セノーテの底には今でも、当時の生贄たちの骨が眠っている。
聖なる泉・セノーテの水が澄んだ水色で、水底まで見通せるような場所では無くて良かった…と多くの観光客が思っているはずだ。

施設の満足度

4.0

観光の所要時間:
1日
アクセス:
4.0
チチェン・イツァー遺跡内部
コストパフォーマンス:
4.0
入場料に込
景観:
4.0
濁った緑色のセノーテの水。神秘的なのか、不気味なのか・・・
人混みの少なさ:
4.0
遺跡のメインの場所からはすこし離れているので、ここを訪れない方もいるのかも

クチコミ投稿日:2015/09/17

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