隆濤院 Loong Toh Yuen

中華

１人でフラリと飲茶

5.0
旅行時期：2015/07（約11年前）

by T04さん（非公開）

香港クチコミ：49件

１人で飲茶店に入っても、蒸籠には３つや４つの点心が入っており、食べられるのはせいぜい４～５種類。その点、この「隆濤院」ではほとんどの点心が１つずつ注文できると知り、ホテル「フレットハウス」予約と同時に飲茶ビュッフェも予約しました。さて「フレットハウス」の客室を出てレストランに向かおうとすると、いつも廊下で待機しているバトラー君が、「お食事のレストランの場所はご存知ですか？ご案内いたしましょう」との提案。さすが１０室のみの高級ホテル、客の予約したレストランも食事時間も熟知済み。お店は「フレットハウス」の中庭にあるのですが、同じようなドアの並ぶ中で看板もないため、確かに分かり辛く、「ご案内いたしましょう」の意味が分かります。さて入口の美しい女性スタッフからは「ミスター××、お待ちしておりました」と名前で呼んでいただけたのにも少し感激。店内は黒と白を基調にしたシックなデザインで、香港の中華レストランでありがちなキラキラした装飾もありません。テーブル上には鳥籠があり、客が席に着くと取り除かれます…駄洒落ではありません(笑)。あの鳥籠には何か香港の文化的な背景があるのでしょうか？テーブル席の先客は中国系１組３名のみでした。まずはスタッフからお茶の種類を尋ねられます。これはどの飲茶店でも同じですから広東語で「▽％＆×＃？」と尋ねられても、お茶の種類を答えれば良いのですが、さすが今回は英語で尋ねられました。注文は注文用紙に鉛筆で個数を書き入れるようになています。注文が終わると、お茶と共にピーナッツとレーズンの小皿が運ばれて来ました。料理が来るまでの”おしのぎ”、きめ細かいサービスですね。日本語を話すスタッフもやって来て、気を遣ってくれました。さて運ばれてきた点心は各蒸籠に１つずつ。注文通りではあるのですが、見た目には思わず”過疎”という言葉が浮かびます(笑)。運ばれてきた点心は、もちろん説明付。味はクセがなく上品で、質の高さを感じるものでした。スタッフのお奨めはロゼのシャンパン風味の紅粉香檳蝦餃で、ピンク色のかわいい餃子でした。さて１つだけ注意事項があります。私の聞き逃しでしょうが、腸粉類は１注文で３つがセットになっています…すみません、食べ残しました。食後、レストランの外で写真を撮ろうとするとスタッフが駆け寄ってきて「お撮りします」と、どこまでもホテルらしいサービスでした。円安の中であっても総額4000円弱なら、費用対効果は高いと思います。