ロバも通れたオドロキの建築構造
- 4.0
- 旅行時期:2015/05(約11年前)
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by めておら☆さん(女性)
オルヴィエート クチコミ:11件
オルヴィエートの玄関、フニコラーレ(ケーブルカー)の駅に向かって左手の小道を入っていくと辿り着くのがサン・パトリツィオの井戸。16世紀にローマ略奪から逃れる為このオルヴィエートに避難していた法王クレメンス7世の命によって造られました。万が一町が包囲された場合でも、継続的に水が供給できるようにとの計らいでした。
入場料は5ユーロ(2015年5月現在)、地下へ向け248段の階段をひたすら降りて行きます。私が行った時は誰もいなかったので、勢いでガンガン降りて行きました。
この井戸のすごいところは、上りと下りの階段がそれぞれ独立しているということ。その昔は水を運ぶ為にロバを引いて行き来していたので、すれ違わずに通れる構造にしたのだそうです。500年近くも前だというのに、この建築技術の高さには脱帽です。また、下まで辿り着くまでの壁面を眺めると、手掘りした荒削りの石が見てとれかつての苦労が伺えます。静けさと神秘的な雰囲気の中、当時へタイムスリップした気分が味わえます。
私は急ぎ足で行き来したので、所要時間約10分ほどでしたが、ゆっくりでも15分あれば地上に戻って来られると思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2015/08/22
いいね!:3票
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