ロマンチック街道:難攻不落の名城Die Harburgディー・ハールブルク城に2泊した。
- 4.5
- 旅行時期:2012/05(約14年前)
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by jijidarumaさん(男性)
ロマンチック街道周辺 クチコミ:1件
(2021年6月8日文章・写真を変更・追加した)
2012年のドイツの旅:Romantische Strasseロマンチック街道、Schwaebische Alb Strasseシュヴェービッシュ・アルプ街道、Burgenstrasse古城街道の旅
期間 :2012年05月15日(火)?05月29日(火)15日間の旅
5月20日(日); 晴、30℃、130km
15:45にエッティンゲンを出て、B466・L? ヴェルニッツ川沿いに南東に下る。
Harburgハールブルク城は24km先にあり、レストランの関係で17時必着だったが、幸い16:15に到着できた。
丘の上への道をたどり、城門前に至る。ここに車の進入を阻止する横木が下りている。
家内が閂をあげて、横木を動かし、車を入れ、また横木を元に戻す。その作業をしてから、坂道を上り、昔ながらの落とし格子を恐々と頭上に見つつ、城門をくぐる。
城門を過ぎると、この城砦の広い中庭になる。
久しぶりのハールブルク城である。今日から2泊3日の予定だ。
(尚、22日(火)の朝10時から1時間ガイド付きで城内見学をした)
持参のトランクの重さは20kg・2個ですが、段々、自分達の手に負えなくなり、ホテルの従業員の方にお願いする。
男手はシェフしかいなかった様子で、彼が二つ軽々と2階の部屋で運んでくれた。ここでもエレベーターがないから仕方がない。
≪難攻不落の名城Die Harburgディー・ハールブルク城≫
Woernitzヴェルニッツ川を臨む丘の上、海抜480mに立つハールブルク城は難攻不落の城として知られる名城である。18世紀以来、Oettingen-Wallersteinエッティンゲン・ヴァラーシュタイン侯爵家の居城の一つになった。
南ドイツにおける、最も大きく、古く、12世紀からの中世の城郭がよく保存されている。長さ220m、幅120mの平面上の台地に建てられたシュタウフェン朝の皇帝の王城で、ネッカーの古城街道沿いにあるPfalz von Wimpfenヴィンプフェンの王城を凌ぐものと云われている。ヴェルニッツ川畔からの古城の眺めは実に絵画的で、素晴しい。
現在、城内は城内教会、天守閣、泉、城壁、祝典用広間等が見られる。博物館には宝物やリーメンシュナイダー作品などが展示されている。騎士文化の一端に触れることができる。博物館見学は日程の都合で、22日(火)の朝にした。
http://www.burg-harburg.de/
ハールブルク城博物館見学 10:00~11:00 入場料Euro8
城内見学;火~日、10時~17時。ガイド60分。
城の歴史;
11世紀の半ばに最初の城が築城されたと云われている。1150年、この城の確かな記述、即ち、若きシュタウフェン王家のHeinrichハインリヒ(Konrads III コンラット3世の息子)が書いた手紙の中にハールブルク城について、“castrum nostrum”と称し、“unsere Burg”われらの城と書いている。ハールブルク城は帝國城の一つとして支配されていた事を物語るものである。
スウェーデン王Gustav II Adolfグスタフ2世アドルフ(1594~1632年)は新教徒保護を名目にフランスと同盟し、ドイツに侵攻し、連戦連勝し、1632年にはハールブルク城に守備隊を置いている。ハールブルク城は30年戦争の間、しばしば包囲攻城で罹災した。
1731年、Albrecht Ernst IIアルブレヒト・エルンスト2世の死去により、新教派のエッティンゲン家が消滅し、代わってハールブルク城は旧教派のエッティンゲン・ヴァラーシュタインのものとなった。
1798年12月、イギリス、オーストリア、ロシアなどによって、ナポレオン戦争における第二次対仏大同盟が結成されると、2. Koalitionskrieg第二次対仏大同盟戦役(1799?1802年)が始まり、1800年にはオーストリア軍の守るハールブルク城は仏軍の猛攻を受ける。
現在は毎年6月に城門前で催されるBockfestボックフェスト(町のお祭り)で、当時の包囲攻城の様子を見る事が出来る。
2000年3月、エッティンゲン・ヴァラーシュタイン家はハールブルク城を“Gemeinnuetzige Fuerst zu Oettingen - Wallerstein Kulturstiftung”に譲渡した。
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Hotel-Restaurant Fuerstliche Burgschenke Harburg古城ホテル ハールブルク城
D-86655 Harburg 、Burgstrasse 1
3号室(2階)、Euro79x2=158
Tel:+49 (0) 9080 1504 、Fax:1581
http://www.burgschenke-harburg.de/index.htm
全7室、DZ Nr.3・ Blick auf das Woernitztalヴェルニッツ川の眺めの部屋であったが、十分な眺めとはいえず。Euro79x2=158の宿泊料は今回の旅では一番安い。
Burgschenkeブルクシェンケ(酒場)と呼ぶだけに、本来の古城に付属した建物で、城門に連なる施設の一つをホテル・レストラン棟にしたものである。
部屋は十分に広く、まだこざっぱりした、新しい感じだった。テラスで咲くRotdorn西洋サンザシの花が目立った。
注;日曜日のレストランは18時まで。月曜日は休み。
Burghof城内中庭での駐車がOKだが、城門坂下には前述した横木がある。
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参考:
ドイツ2012年・麗しの5月:難攻不落の名城Die Harburgディー・ハールブルク城に泊まる。
https://4travel.jp/travelogue/11686811
30年戦争にまつわる伝説:その3”ハールブルクに残る「悪魔と取引した羊飼い」のお話”
https://4travel.jp/travelogue/10942268
ドイツ2012年・麗しの5月:シシーの城を訪問する前に、難攻不落の名城ハールブルク城を見学する。
https://4travel.jp/travelogue/11694162
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 2日以上
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2014/11/07
いいね!:4票
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