廟の歴史がわかる建物
- 5.0
- 旅行時期:2013/12(約11年前)
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by ふくうめちゃんさん(女性)
台北 クチコミ:214件
清代の台湾は同じ出身者の人々が集落を作り暮らすムラ社会で、それぞれ独自の廟をもっていました。廟は同郷人の政治・宗教行事を行う役割も果たしていました。(今でいう公民館みたいなものですね)。
日統時代以前の台湾は集落同志の争いが頻繁にあり、その際は廟が防御拠点となりました。多くの廟が周囲を頑丈な壁で覆われ入口が狭くなっているのはそのためで、この保安宮も例外ではありません。
大龍峒保安宮はこの場所に住んでいた同安人の廟、1804年創建の古刹。古さでは及びませんが、龍山寺に負けない立派な廟です。
‘三邑人(萬華に住んでいた同郷人)が建てた龍山寺に負けられない’というプライドが同安人には根強くあって、大稲埕の繁栄と共に保安宮を豪華にしていったため、今日のような重厚かつ豪華絢爛な建物になったようです。
歴史がわかると視点が少し変わり、何度も来ている廟でも新鮮に感じます。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 人混みの少なさ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/02/11
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