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ハプスブルグ家の財力と審美眼の結晶

  • 5.0
  • 旅行時期:2013/07(約12年前)
norisaさん

by norisaさん(非公開)

ウィーン クチコミ:6件

この美術館は1891年に開館し、現在は組織上ウィーン大学の一部局に属します。

ラファエロ、デューラーの多くの作品を有し、特に、フェルメール(絵画芸術)、ベラスケス(青いドレスのマルガリータ王女)、ブリューゲル(バベルの塔、雪の中の狩人、農家の婚礼、)などの有名絵画が多数陳列される美術館です。
ここは、オーストリア、ドイツ、スペイン、イタリア、ベルギー、オランダの各地ハプスブルク家の領土を中心に生み出された400年間に亘る美術コレクションを中心とする美術館です。

その素晴らしさからヨーロッパ三大美術館に挙げられています。
残りの二つはもちろんルーブル美術館、そしてプラド美術館です。

この美術館の収蔵品は7000にも及びます。
その大半はハプスブルグ家のルドルフ2世皇帝個人の収集であり、他に同家の人々の収蔵品と合わせて展示されています。
物凄い権力、財力だったに違いありませんーー。
なぜ美術史美術館というのかというと時代ごと、テーマごとに展示されているためだそうです。
もちろんルドルフ2世の好みが色濃く出ています。

天井も素晴らしく豪華かつ美しいものです。
この隆盛を誇ったハプスブルク家もついには第一次世界大戦後に解体されます。
ハプスブルク家の最後の皇帝カール1世が亡命し、中欧に650年間君臨したハプスブルク帝国は1918年に消滅してしまうわけですが、この間の最盛期にはオーストリア、ハンガリーなどはもちろん、スペインやイタリアの大半などが支配下にあったわけですから、まさに欧州歴史上で最有力、最有名な一族であったことは間違いありません。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
観光の所要時間:
半日
アクセス:
4.0
コストパフォーマンス:
5.0
人混みの少なさ:
3.0
展示内容:
5.0

クチコミ投稿日:2013/11/20

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