トーメの丘の何の変哲もない建物がユネスコ世界遺産に登録されたシュトルーヴェの旧天文台(観測所)
- 3.5
- 旅行時期:2013/09(約12年前)
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by ハンクさん(男性)
タルトゥ クチコミ:4件
トーメの丘に登り、天使の橋の下をくぐって右手に大聖堂、左手の小道をしばらく行くと見える、何の変哲もない建物がユネスコ世界遺産に登録された旧天文台(観測所)である。何の案内もなく非常に見つけにくく、建物の中に入れる訳でもない。何とも素っ気ない世界遺産だ。
シュトルーヴェの測地弧とは、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトヴィア、リトアニア、ノルウェー、モルドヴァ、ロシア、スウェーデン、ウクライナの10か国にまたがる、子午線の長さを測るために調査した地点である。現存するここタルトゥー旧観測所、フィンランドのアラトルニオ教会など34か所の観測点群が世界遺産に登録されている。ヴィルヘルム・シュトルーヴェ(1793~1864年)はドイツ系ロシア人の天文学者、約40年の歳月をかけてこの10か国、2820kmにわたって265か所の観測点を設定、地球の形や大きさを調査した。この測地観測の手法により世界の本初子午線の制定などに貢献した。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/09/29
いいね!:2票
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