一度は行くべき博物館 台湾の歴史を知り,台湾の発展に共感できる場所
- 5.0
- 旅行時期:2013/07(約12年前)
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by SUOMITAさん(男性)
台北 クチコミ:38件
台湾にて1947年2−3月にかけて28000人もの人が虐殺された事件だ.顛末はここには書かないが,この場所から,当時の台湾の人々が日本語で「台湾人よ立ち上がれ!」とラジオ放送をした場所だ.当時の国民党は汚職,腐敗どころか暴力団のあつまりのようなものだった.それに耐えかね,決起したわけだが,その後多くの知識人が裁判もなく,銃殺になったり,暗殺されたり行方不明になっている.戦前の日本への抵抗運動も紹介されているが,一方戦前に日本がインフラを作り,知識層をまがりなりにも育成したことも正当に評価されている.日本と同じような法治国家とおもい,国民党政府と交渉に行った議員までが,そのまま逮捕,殺され,行方不明になっている.私は日本人として是非知らねばいけない歴史と思う.いま台湾で自由で民主的な国にしていった台湾の人たちに本当に共感できる場所だ.日本に対する植民地支配を批判しつつも,その時代に文化や産業の基礎が作られたことも正確に評価している台湾の人たちはとても偉いと思う.二二八を経験したボランティアの人も日本語で解説してくれたが,戦前の日本の悪い面ばかりでなく(もちろんそれは当然だが),社会の進歩に貢献した側面もきちんと話してくれたのがとても印象的だった.
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 社員・団体旅行
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
- 弾圧の中で生の展示物があまり残存していないのか...
クチコミ投稿日:2013/08/03
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