西龍殿

城・宮殿

（台南）ほかと雰囲気が異なる不思議な廟

4.0
旅行時期：2013/07（約12年前）

by 熱帯魚さん（女性）

台南クチコミ：35件

東興洋行から安平古堡方面へ向かう途中の小道（小道が交差する角）にあります。台南にはあちこちに廟があり、この廟もほかの廟と余り変わらないんだろうなぁ、と思いながらも、内部を見学しました。2階建てですが、とても小さな廟です。

中を見学してみて感じたのは、ほかの廟と違って、不思議な廟だなということ。内部に像がたっています。その像がなんだか不思議なのです。帰ってきてから調べてみると、この像には不思議な由来があることがわかりました。

中に立っている神様の像はもともとは村の隅っこに放置されていたもの。しかし、ある日、「この像は、以前この地に住み多くの人を助けた王鶏屎である」とのお告げがあり、像は廟にまつられるようになりました。不思議なことに、この数日後、王鶏屎の子孫が、「神のお告げがあり、自分の祖先を探しにきた」と廟を訪ねてきたそうです。

王鶏屎は日本統治時代にこの地に住んでいた人物で、慈善家として知られ、愛煙家だったそうです。そのため、まつられている像もパイプを口にくわえているのだとか。

近くにある王鶏屎洋楼とあわせて見学してみてください。（洋楼の内部は見学不可ですが）