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ルイ15世の公妾 デュ・バリー夫人の館 Le chateau de Madame du Barry

  • 3.5
  • 旅行時期:2008/12(約17年前)
wiz さん

by wiz さん(非公開)

ルーブシエンヌ クチコミ:2件

貴族達のサロンあり、文学サロンあり、印象派画家が住んだ
パリ近郊の町、 ルーヴシエンヌ Louveciennes。

ルイ15世の公妾デュ・バリー夫人の館は、
ルーヴシエンヌのマシーン通り(Rue de la Machine)にあります。

シスレーが描いた絵画もこの館の建物の一部。 

音楽の館は、限られた日のみは入れるみたいです。


ところで、デュ・バリー夫人の館のすぐ近くに、

” 34人の子供等が1944年7月2ゲシュタポによって強制送還された ”
というような意味の記念碑(説明版)がありました。

1880年、この地にジュール・ビール(Jules Beer)が
農業孤児院を設立し、第二次世界大戦中には、
ユダヤ人の子供たちのための避難所も務めたそうです。

ドランシー収容所(Camp de Drancy)の頭部
アロイス・ブルンナー(Alois Brunner)の下、
ゲシュタポはパリや近郊のルーヴシエンヌも含めた地域の
全ての難民の子供たちを逮捕。

34人の子供と彼らの指導員5人(moniteurs)も、
1944年7月22日、ドランシー収容所に運ばれた後、
1944年7月31日にアウシュビッツに強制送還、3人だけ生存者があった・・。

仏ルーアンにサン・マクルー教会という教会があって
そこにサン・マクルー中庭というところがありますが、そこは、
疫病による死者を埋葬した中世の共同墓地だったそうなのですが、
この中庭に入った時、物凄い冷気のようなものを感じました。

ルーヴシエンヌの、この悲しい歴史の記念碑(説明版)
のある場所でも、ひっそりととても物悲しい感覚になりました。

悲しい歴史のある場所というのは、
悲しみの魂が生きているのでしょうね。


デュ・バリー夫人の館は外からしか見ることができなかったので、
こちらの悲しみの碑の方が心に残ってしまいました。


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ルイ15世の公妾 デュ・バリー夫人
(Madame du Barry 1743-1793 : 本名 マリ=ジャンヌ・ベキュー)

ポンパドゥール夫人を亡くしていたルイ15世は、ジャンヌの虜になって彼女を公妾にすることに決める。デュ・バリー子爵の弟と結婚してデュ・バリー夫人と名を変えたマリ・ジャンヌは、型どおりの手続きを終えて、正式にルイ15世の公妾になり、社交界にデビューした。

フランス宮廷に入ったデュ・バリー夫人は、その頃オーストリアからフランス王太子ルイ=オーギュスト(後のルイ16世)に嫁いでいたマリー・アントワネットと対立した。マリー・アントワネットは、娼婦や愛妾が嫌いな母マリア・テレジアの影響を受け、デュ・バリー夫人の出自の悪さや存在を徹底的に憎んでいたのである。

1774年の4月27日、ルイ15世が天然痘に倒れると、デュ・バリー夫人はその看病に努めていたが、5月9日にポン・トー・ダム修道院に入るよう命令が出され、危篤に陥ったルイ15世から遠ざけられた。彼女は追放同然に宮廷から出され、不遇な一時期を過ごしたが、宰相ド・モールパ伯爵やモープー大法官などの人脈を使って、パリ郊外のルーヴシエンヌに起居し、優雅に過ごすようになった。その後、デュ・バリー夫人はド・ブリサック元帥・シャボ伯爵、イギリス貴族のシーマー伯爵達の愛人になった。

1789年にフランス革命が勃発し、愛人だったパリ軍の司令官ド・ブリサック元帥が虐殺された後、1791年の1月にイギリスに逃れ、亡命貴族たちの援助をおこなった。1793年3月に帰国したところを革命派に捕らえられ、12月7日にギロチン台に送られた。

(wikipediaより)

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施設の満足度

3.5

クチコミ投稿日:2013/07/31

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