(台南)徳記洋行の蝋人形展示も、安平樹屋も見ごたえたっぷり
- 4.0
- 旅行時期:2013/07(約12年前)
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by 熱帯魚さん(女性)
台南 クチコミ:35件
安平にある古跡の中で、見ごたえが一番あるのがここかな?と思います。入場料は50元。徳記洋行と安平樹屋共通のものです。(徳記洋行の裏側に安平樹屋があります)
旧英商徳記洋行は、1867年に建てられ、アヘン、樟脳、砂糖などの貿易を行っていました。1895年、日本統治時代が始まると、日本政府は、アヘン、樟脳の専売権を取得し、安平港での貿易量が激減。その結果、この地にあった洋行の多くが撤退し、唯一徳記洋行のみが経営を続けました。1911年、全ての洋行が撤退すると、建物は日本人により塩業会社として使われ、戦後は、台南塩場事務庁舍として使われていたそうです。
1979年、台南市役所が建物を整備し、建物は台南開拓史料博物館として生まれ変わりました。現在、内部には、オランダ、中国からの移民が船に乗ってどのように台湾に渡ってきたか、オランダ、中国からの移民、そして原住民の文化や生活、商売などを蝋人形を使って紹介しています。あまり人がいなかったため、蝋人形エリアがちょっと怖かったですが、展示は非常に充実しており、歴史好きな方は楽しめると思います。
安平樹屋は、もともとは徳記洋行の倉庫。建物に使われているレンガは、熱蘭遮城に使われていたものであること、ドアに使われている大理石、木造部分の構造から、19世紀末、日本統治時代に建てられたものであると推定されています。その後、建物は「大日本鹽業株式会社」のものとなり、塩を保管する倉庫として使われました。戦後、台湾鹽製総府が建物を引き継ぎましたが、安平の塩業の衰退に伴い、そのまま放置され、現在のような姿になりました。
安平樹屋は樹の生命力というか、力強さを感じられる場所。2度目の訪問ですが、前回と違って、歩道が整備されていて、幾分歩きやすくなっていました。ただ、蚊が多いので、虫除けスプレーを持っていったほうがよいかもしれません。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/07/29
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