ブラスリージャロア Brasserie Jaloa

地元の料理

気軽にミシュランの味

5.0
旅行時期：2012/11（約13年前）

by K子さん（女性）

ブリュッセルクチコミ：21件

初のヨーロッパ旅行で1回くらいはちょっとこじゃれたそしてきちんとした雰囲気っぽいお店に入ってみたい！となんとなく通りかかったノリで入ったお店だったのですが、残念ながらレストランではなくブラスリーであり、幸運なことにミシュラン一つ星レストランの系列のブラスリーでした。

軒先ではオイスターバーをやっていて、店の入ってすぐのフロアは少しにぎにぎしくてブラスリーという感じで、ランチをお願いしたら奥の中庭に面したテーブルの並ぶ落ち着いた席に案内されました。
生牡蠣やロブスター、ムール貝などがセットになったものもあったのですが、胃もたれ気味であったので、同行者と料理をシェアしても良いかどうかきいてみたら快くokでした。
そこで、鴨の前菜と、本日のお魚のグリルを頼み、後から追加でデザートとカプチーノをいただきました。
料理は見た目もきれいで、瀬戸内の人間なのでおいしい魚は食べ飽きるほど食べていますがグリルのお魚もとてもきれいで立派なお魚が絶妙の加減でグリルされていました。
デザートの季節のシャーベットの盛り合わせもチーズケーキも本当に本当においしくて、おなかいっぱいだと思っていたのにぺろっと平らげてしまいました。
後からチェックの時にいただいたお店のカードを見ると「パティズリージャロア」と書かれたものもあったので、お菓子だけのお店もあるのかも。
チーズケーキに添えられているバニラアイスと盛り合わせの中のバニラアイス、どちらも確実にバニラアイスなのに味が確実に違うというこだわりっぷり。
給仕の方もとてもいろいろと気を配ってくださって、それでいて気さくで何かと気の利いたおしゃべりなどを、しかもこちらの英語レベルに合わせて(苦笑)してくださるので楽しかったです。デザートをいただきたいのでメニューをもう一度見せて欲しいとお願いすると、「もちろん！デザートなしに食事を終えるなんてあり得ないね！(何故かウインク)」みたいな……。その上まあイケメンさんばかりなので「惚れてまうやろ～！！」って感じです。

その点は抜きにしても、料理はとてもおいしく雰囲気も良かったです。後でガイドブックなど見てみると魚介に強いお店として紹介されていましたが、甘い者がお好きな方は絶対にデザートも食べて帰るべきです。
その上、高級店に慣れていなくてもなんとかなる雰囲気のお店（でもすてきな雰囲気）なので、入ってみてよかったです。

お店の評価というわけではないのですが、入ろうかどうしようか誰に声を掛ければよいのか……と不審に店先をうろついていたら、オイスターバーでワイングラスを片手にしていた初老の紳士が「ランチのテーブルをお探しですか？」と声を掛けてくださって「いえす。」とか答えたら、お店の中まで案内してくれてお店の人に声を掛けてくださったと言う……お客さんなのに……。
こういうことが他でも多々ありレディーファーストの国ってすごいなあと思いました。あまりにすぐに周囲が助けてくれるので人として駄目になりそうな感さえ覚えました。