夜市の熱気が目的なら夜だが、食べ歩きが目的なら平日夕方に行く事を強く奨めます。
- 4.0
- 旅行時期:2013/01(約13年前)
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by 食べ太郎さん(非公開)
台北 クチコミ:46件
「士林夜市」と「士林市場」はその意味する所が異なります。前者がMRT剣潭駅の北西に広がる繁華街の通称であるのに対して、後者はその繁華街の中にある一つの商業施設の名称です。両者の区別を説明してくれる良いサイトがありました。台湾情報サイト「旅旅台北」の士林夜市特集ページです。
士林夜市:http://www.tabitabi-taipei.com/youyou/201211/index.php
士林市場:http://www.tabitabi-taipei.com/youyou/201211/new_01.php
そして、士林市場の地下一階に入居するフードコートの名称が「士林市場B1美食區」です。言うまでもなくB1は地下一階を示す略号ですが、何も知らない人がこの名称のB1を見ても地下の意味だとは判り難いでしょうから、そこは意訳して「士林市場地下美食区」と翻訳するのが適当だと思います。
ところで、このフードコートは2011年12月まではMRT剣潭駅駅前の体育館みたいな建物の中にありました。その当時の名称は「士林美食広場」でした。移転した事を知らずに古い名前で呼ぶ人がいるかもしれませんが、場所とともに名称も変更されたので注意して下さい。
現在の「士林市場地下美食区」は、規模が相当に縮小されてしまいました。「士林美食広場」時代を知る人が再訪したら、その変りように愕然とするかもしれません。しかし、通路の狭さと人混みの過密具合は「士林美食広場」時代と変っていません。夜市の熱気を味わいたい人には朗報かもしれませんが、この点に関しては私は不満です。せっかく移転を機会に新しい美食区を作るのだったら、もう少し広い建物を確保してゆとりのある配置にし、混雑を緩和できないものでしょうか。
フロアの分譲は3畳程度のスペースが1単位で、小さな店は1単位だけ使用していますが、大きな店は数単位を使用しています。その為、フロアの見取図の区分け数と店の数は一致しません。私が数えたところ店舗数は50強というところです。各単位には続き番号が割振られており、店の看板にもその番号が書いてあるので、気に入った店があったら番号で覚えておけば再訪した時に捜しやすいです。ところで、2013年1月時点では、72番の店が二つありました。その上、店舗配置図の店名一覧表の72番には更に別の店名が書いてあります。このあたりの良く言えば大らかな(はっきり言えばいい加減な)国民性は、台湾系企業のノートパソコン生産世界一のIT大国となった現在でも、昔と変りません。(^_^;
観光目的で夜市の熱気を体験するなら夜に行くべきですが、食べ歩きが目的なら平日の夕方4時頃に行く事を強力に推奨します。早く行きすぎるとまだ営業を始めていない店も少なからずありますが、開いている店から食べ歩きを始めて行けば、込み合い始める頃に満腹して市場を退去出来ます。
私のお薦めは44番の「小荘 官財板」です。官財板は厚手の食パンを揚げて、その中にシチューを詰めたものです。食パンを揚げずにトーストする店もありますが、私は揚げた方が美味しいと思います。確かに食べた後に油っこさは口に残りますが、官財板の蓋になるカリカリに揚げた食パンの表面が好きです。移転前は両方の方式の店がありました。移転して規模が縮小したと知って揚げる方の店が残っているか心配でしたが、この店は残っていてくれました。(^。^)
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 500円未満
- アクセス:
- 3.0
- 移転前は駅前でしたが、駅から徒歩7分になったので減点1。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 価格は台湾では普通だが、一カ所でいろいろ食べられるという点でパフォーマンスは高い。
- サービス:
- 1.0
- 夜の殺人的混雑ぶりは改善してほしい。
- 雰囲気:
- 4.0
- 夜市の熱気を味わうのはいいが、実際に食べるとなるとこの混雑ぶりは減点1。
- 料理・味:
- 4.0
- 店による。
クチコミ投稿日:2013/02/25
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