西門町で香港式飲茶
- 4.0
- 旅行時期:2013/01(約13年前)
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by 食べ太郎さん(非公開)
台北 クチコミ:46件
西門町の広東料理店「紅"石勘"」を紹介します。"石勘"は石編に勘で一つの漢字ですが、日本語フォントには入っていないようです。香港フリークならお分かりの通り、九龍半島にある地名です。まぁ、日本料理店が店名を「赤坂」と付けるようなものでしょうか。
「紅"石勘"」の西門店は中華路沿いの雑居ビルの2階にあります。中華路からビルの2階を見上げれば「紅"石勘"」の看板がすぐに見つかるでしょう。「紅"石勘"」の支店は、西門店以外では忠孝復興駅から南へ少し行った所に仁愛店があります。
広東料理店でアワビとかフカヒレを食べようものなら相当の出費を覚悟しなければなりませんが、広東料理店業界の風習として、飲茶は店の格よりはリーズナブルな価格に抑えている場合が多いです。この店の場合も点心類の価格は、一皿に三個載って100元弱が多いです。点心一個100円として三人で行って10種類の点心を味わっても、一人あたり1000円ですみます。
メニューを見るとこの店の点心は60種類くらいあります。ただ、注文すると「無い」と言われる点心もありました。私は一人で4品食べて満腹しました。清算時にサービス料が加算されたせか、支払い額は自分の計算より少し高めになり、烏龍茶とサービス料を含めて約400元でした。支払いはカードも使えます。
ところで飲茶と点心の意味の違いを説明しておきます。中華料理で本格的な食事ではなく、一口サイズでおやつ代わりに食べるような料理を総称して点心と呼びます。焼売とか蒸し餃子とかゴマ団子など。餃子は中国ではあまりにも普通の食べ物なので点心類とは別格あつかいのようです。
そして、家族や友人とレストランに行って点心類を注文し烏龍茶を飲みながらワイワイガヤガヤと楽しく食べる食事スタイルを広東では「飲茶(ヤムチャ)」と称します。ですから「ヤムチャを食べる」という言い方は不適切です。飲茶は食事スタイル名であって、料理名ではありませんから。「みんなで飲茶をする」とか「飲茶に行って点心を食べる」と言うべきです。
広東人の生活には飲茶が根付いているので、広東料理の料理人も客のニーズに応えて色々な点心を発明したため、広東料理には点心が発達しています。ちなみに小籠包は上海点心です。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 2,000円未満
- アクセス:
- 5.0
- 西門駅の出口からすぐ
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 飲茶に限ってはコスパは高い
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 4.0
- 料理・味:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/02/09
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