消えゆくセマウル号
- 4.0
- 旅行時期:2011/07(約14年前)
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by fmi(ふみ)さん(男性)
ソウル クチコミ:52件
KTX開業まで、韓国の鉄道の看板列車だったのは、セマウル号である。昨年まで使われていたステンレス製の客車やディーゼルカーは、1987年、ソウルオリンピックを間近に控えた時に、オリンピックホスト国にふさわしい列車として、登場した。漢江の奇跡を体現した列車だった。
30分間隔、最短4時間10分でソウルと釜山を結んでいた栄光の時代は、10年近くも昔のことになってしまった。2013年現在では、ソウル‐釜山は片道5本程度、所要時間も5時間となっており、在来線の主役は完全にムグンファ号にとってかわられてしまった。
気動車を用いたセマウル号は、ついに全車引退し、残るは、客車列車のみ、それも、2015年には廃止される。スピード至上のKTXにはない、新幹線のグリーン車並みといわれる乗り心地を体感する時間は、残りわずかだ。
セマウル廃止後は、当初、新型の高速電車を導入する予定だったが、現在は当分のつなぎとして、ムグンファ号のグレードアップ車を充当すると言われている。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用目的:
- 中・長遠距離
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 居住性を考えると、KTXより得。
- 利便性:
- 3.0
クチコミ投稿日:2013/01/25
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