蒋介石が運んだ国宝 故宮博物院
- 5.0
- 旅行時期:2009/02(約17年前)
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by konomiさん(女性)
台北 クチコミ:188件
台北市内から故宮博物院へ行くにはMRTとバスを使用するのだが、バスでおばさんに降りるところを訪ねると、気持ちよく教えてくれた。やはり、台湾の人は親切です。日本語をしゃべる人もいて助かります。
故宮美術館の入場料は160ドルという破格値。日本語のイヤフォンも100$。
共産党に敗れて中国大陸から台湾に逃げるときに、黄金とこの宝物のどちらかしか運べない・・・とわかったとき、蒋介石は迷わずこの故宮の宝物を運ぶことを決めたそうです。
残しておけば、破壊されるかも知れないという恐れがあり、実際、文化大革命の時にはかなりの遺物が壊されました。
また、これらの宝物は歴史の集大成である、と言う思いがあったからだといいます。
伝統を受け継ぐものとしての、象徴的な意味合いもあったのでしょう。
念願の天球瓶(てんきゅうへい)、偏壷(へんこ)を見て感激しました。
思ったより小さかったが、どっしりしたフォルムで呉須(ごす:青の模様を書く絵具)も重々しい。
描かれている竜の爪が5本ならば、五爪(ごづめ)の竜と言って、皇帝しか使うことができない文様です。四つ爪の竜は高級官僚などの貴族に許された文様。一般市民には三つ爪しか許されていませんでした。
有名な象牙の細工、白菜や豚の角煮を彫った玉作品、極小の彫刻、細密画など、昔の中国の人たちの器用さは日本人以上だなと感心します。
青銅器時代の鼎(かなえ)や、尊(そん)といわれる酒器などもあり感慨深かった。
ここの6階にあるカフェは感じがよく、落ち着いた雰囲気。
凍頂烏龍茶を頼んだのだが、これがとても薫り高く、美味しかった。
しかしカフェで凍頂烏龍茶を頼むとかなり高め。日本円で500円を超ええるのだから、台湾の人にはかなりの贅沢では?
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/01/23
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