念願かないやっと参観で来ました!
- 5.0
- 旅行時期:2012/05(約14年前)
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by kksydneyさん(非公開)
台北 クチコミ:144件
なが~くなが~く台北の中心部でお化け屋敷のように荒れ果てて、手入れされていない庭も鬱蒼と木々が茂っていたのですが近年台湾政府の迎賓館として2006年には修復工事が完了しました。
この建物は日本統治時代の台湾総督官邸で1901年に完成しました。
1913年の改築時に外観はより重厚・華麗なバロック風に変更されました。
日本統治時代は日本の皇族や国内外からの貴賓を迎えるために利用され、日本から派遣された台湾総督とその家族の公邸でもありました。
館内にも日本時代の様子を写真やパネルで解説してある部屋が有ります。
また当時の晩餐会用の食器類や日本から持ち込まれた珍しい四方を日本の名勝を描いた櫃も展示してあります。
又この建物で戦後1952年に日本と中華民国は「日華条約」に調印して正式に台湾に対する日本統治権・領有権放棄と台湾と澎湖諸島の中華民国への帰属が確定しました。
台湾を統治する為に建設されたこの建物が日本統治の正式な終焉の場を提供した・・・
そんな歴史の皮肉を垣間見た生き証人です。
この西洋館の館内も凄いのですが一歩外に出ると正面はフランス式庭園でその反対側は日本式庭園になっています。
洋館の隣には台湾総督家族が実際に生活していた日本式木造建築が残されていて洋館と渡り廊下で繋がっています。
毎月1回公務に支障がないように一般公開されており総統府のホームページでその日時の案内が発表されます。
是非参考にして参観してみて下さい。
http://tgh.mofa.gov.tw/ (中国語)ーーー>英語のページもあります。
近所の総督府みたいな身分証明書の確認は入口では有りませんでした。
でもホームページには写真付き身分証明書持参の事!と有りました。
日本語の館内案内も用意しています。
ボランティアの方が館内を案内もしてくれます。
入館無料です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/01/13
いいね!:2票
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