烏頭山統一展望台‐気軽に「北朝鮮」を望める場所はここしかない。
- 4.0
- 旅行時期:2012/10(約13年前)
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by fmi(ふみ)さん(男性)
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韓国と北朝鮮の境界、いわゆる非武装地帯(DMZ)や板門店(JSA)へ観光することを、韓国当局では、「安保観光」と呼んでいる。
一番有名な板門店は韓国人は訪問できず、最近訪問しやすくなった都羅山などは、事前に面倒な手続きをとらねばならず、団体やツアー以外では訪問しずらい場所である。これは韓国人も同様。
韓国には、DMZより手前に、「民統線」という、一般人の立ち入りが制限されるエリアがあり、そこに入るには手続きやチェックが必要なのだ。
今回紹介する「烏頭山(オドゥサン)展望台」は、そういうエリアに入っておらず、しかもソウルから距離も近い、一番気軽に非武装地帯や北朝鮮が望める場所である。
ソウルから京義線の電車で金村駅まで行き、そこからローカルバスで行くのだが、バスは本数が少ないうえ、展望台手前の土産物売り場までしか行かない。タクシーがお勧めだ。いずれにしろ麓からシャトルバスに乗り換える。
漢江と、臨津江の合流点にある高台に、展望台はそびえたつ。4階建ての円形の建物の中は、屋内展望台(ガイドや音声案内、ジオラマがある)、屋外展望台(双眼鏡がある)、その下の階に物産売場があり、軽食だけでなく、北朝鮮の飲食物や酒類、物産も販売している。以前は、その下に、北朝鮮の風俗、民俗を紹介する展示コーナがあったが、2012年10月に行ったときは工事中だった。
展望台手前の広場には、望郷壇と書かれた大きな石碑が立っている。離散家族を持つ韓国の人は、秋夕や春節には、北に行けない代わりにここで祭祀を行う。
大体の人は展望台から望遠鏡で北朝鮮を眺める。ここは、都羅山などとちがい、写真撮影も比較的自由で、望遠で撮れば、十分「北」の景色を撮れる。
ここを訪れる現地ツアーなどもあるようだ。安保観光はツアーに参加した方が、良いかもしれない。なお、ここは、ガイド案内などは日本語でも行われている。
私は3回ここを訪問している。2回は個人訪問、1回(2012年10月)は団体旅行で訪問した。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 社員・団体旅行
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 2.5
- 電車の金村駅からバスに乗り換えなくてはならない。本数も多くはない。特に、帰りは面倒。タクシー利用が良い。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 景観:
- 4.0
- 臨津川越しだが、北朝鮮がよく見える
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 祭日は混みあう。
クチコミ投稿日:2012/12/16
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