アウシュヴィッツ・ビルケナウ
- 4.0
- 旅行時期:2009/10(約16年前)
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by haneさん(非公開)
アウシュビッツ クチコミ:1件
負の遺産アウシュヴィッツ絶滅収容所。
遠い国の出来事のようですが、ドイツと同じく枢軸国として参戦した日本にとっても決して無関係な場所ではありません。そして無関心な場所であってはなりません。
ただ残念ながら、アウシュヴィッツ(現・オシフィエンチム)を訪れる日本人、そしてアジア人は微々たるものだそうです。
ポーランド、ドイツをはじめとした欧米諸国では遠足や修学旅行にも組み入れられ、子供のころから多くの人々が訪れる場所です。
日本と欧州は距離も離れており、直行便もないポーランドへ行く方はまだ少数かと思います。でも、とても美しい国です。その美しい国に造られてしまった、類を見ない負の遺産を、機会があればぜひ訪れ、経験していただければと思います。
<行き方>
■クラクフ市内からツアーに参加できます。ワルシャワからもあるようですが、移動時間が長いので大変かと思います。
■個人で行く場合、クラクフのバス・ターミナルから路線バスで片道2時間程度です(道路状況、各停留所で人が出入りするかにもよります)。バスターミナルにはオシフィエンチムへ行く観光客がたくさんいるので、英語で張り紙もありました。路線バスなので、市街地や田園風景のなかの停留所にも停まりますし、混んで立ち乗りになる場合もあります。収容所の駐車場のすぐ前が終点・始発。
※帰りのバスの時間を必ずチェックしてください。季節や曜日によっては早く終わってしまいます。そして終バスはかなり混みます。私が行ったときは乗り切れない人も出ていました。
■列車でオシフィエンチム駅まで行く方法もあります。ただし、駅から収容所は距離があるので注意。駅前に殆どタクシー・・・というか、人も殆ど居ませんでした。
<収容所見学>
以前は常時自由見学が出来ましたが、今は季節や時間帯によってはガイドツアーによる見学のみの場合もあるようです。
ガイドツアー(英語等数カ国語あり)は当日申し込みが可能ですが、日本人ガイドさんはお一人だけですので、早めにコンタクトを取っておくことをお勧めします(最低でも2週間前)。日本語ツアーは予約が無い限り開催されません。ガイド予約はアウシュヴィッツ絶滅収容所のウェブサイトから申し込むことが出来ます。
私が訪れた時は、残念ながら日本人ガイドの中谷さんは休暇中とのことで、英語の個人ツアーを予約しました。他の方と混載の団体ガイドツアーでないので割高にはなりますが、ポイント・ポイントで丁寧な説明をしていただいたり、質問も気軽にできたり、見たい場所や時間にも融通がきくのでお勧めです。逆に言うと、ガイドさんが居ないと見逃してしまったり、展示物も想像はつくけど具体的には何なのかよくわからない、ここで何が行われていたのか分からない・・・という場合も多くなってしまいます。
アウシュヴィッツとひとまとめで言う事が多いですが、見学場所は広大な2つのエリアに分かれています。このアウシュヴィッツ第一収容所と、アウシュヴィッツ・ビルケナウ第二収容所間はバスで5分程度です。ガイドツアーであれば、ガイドさんがバスの時間を熟知してますので効率よく見学できます。
各収容所とも広大ですので、歩きやすい靴がマストです。
特にバラックの広がる第二収容所は、平坦な場所で、場合によってはとても強い風が吹きます。私が訪れた日(10月)も、強風のためバラックへ近づくことが出来ませんでした。日が落ちると急激に冷え込みましたので、季節によっては1枚多めの服装を準備したほうがいいかもしれません。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 2.0
- 個人で行くと、ちょっと大変かもしれません。
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- ガイドさんをお願いしたほうが絶対有意義です。
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 広大なエリアなので、有名な場所以外はそれほどでもありません。
- 展示内容:
- 4.5
- とにかく現地で見て、感じるにつきます。
クチコミ投稿日:2012/10/03
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