中国四千年の技をあなたも!
- 4.5
- 旅行時期:2010/09(約15年前)
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by ころたさん(男性)
台北 クチコミ:16件
言わずと知れた世界三大博物館の一つ。大英博物館やスミソニアン博物館(ルーブル美術館を挙げる場合が多いが、俺は違和感がある)に比べても、さすが!と言わせるものがある。三つ各々、特徴があるけど、大英が「世界の歴史」、スミソニアンが「世界の技術」だとしたら、故宮はやはり「四千年の技」だよね。その精緻な世界に圧倒される。
もちろん中国文明を中心とした歴史的展示物も多いし、それなりに工夫を凝らした展示をしているのだが、世界中からの略奪品をそれこそ歴史の隙間なく展示した大英に比べようもなく、そこは故宮側も分かっていて別の所に力を注いでいると感じた。
有名なのは翠玉白菜だが、これは「そ~だね」という程度の感慨しか受けない。
むしろ圧巻なのは中世の象牙彫刻や木彫刻。美しいと言うより、テクニックを全面に出した「これでもか!」という作品が多い。象牙の九重の玉の彫刻なんか、どうやって掘ったのか想像も付かない。(編み目状の玉がマトリューシカのように隙間も継ぎ目もなく九重に重なっている。玉には様々な文様が。) たぶん現在の最新加工装置を使ってもできないんじゃないかな。
あとミュージアムショップは必見。売り場面積もばかでかいが、売っている物も質・量とも申し分なし。ちょっとだけお金を掛けると、なかなかおもしろい物が手に入る。今回は錫製の朱肉入れとお弁当用箸をチョイス。あとは小物類ね。歴史をモチーフにした物だけじゃなく、意外にポップな物もある。
ショップには入場料を払わなくても入れるので、お土産を買いに来るだけでもいいかも。
博物館付属のレストランレストラン 故宮晶華は、意外にモダンな内装と、ヌーベルシノワを思わせる料理を出すのだが、値段と勘案するとあまりお勧めはできない。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 3.0
- MRT市林駅からバスかタクシー。よいとは言えない。
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 160NTDだから400円くらい。十分すぎるコスパでしょ。土曜の夜は無料になる。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 団体客が多い(日本人と中国本土)。一つのものをじっくりと見るには込みすぎ。
- 展示内容:
- 5.0
- すごいですよ。ただ流して見るより、日本語ガイド器をレンタル(100NTD)するか、英語のツアーに参加するのがお勧め。
クチコミ投稿日:2012/09/25
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