国際スパイ博物館
- 4.0
- 旅行時期:2012/07(約14年前)
-
-
by momotoshiさん(男性)
ワシントンD.C. クチコミ:1件
当博物館は有料。
入口ゲートを入ると、いきなりジェルチェンスキー(KGBの前身チェーカー創設者、ソ連崩壊時に銅像撤去は象徴的事件だった。)の銅像が吊るされている。ニヤリとさせられる展示だ。
エレベーターで3階に上がり、見学しながら階下へ進むという形式だ。
3階に上がると、「Covers&Legends」コーナー。スタッフが会場内の説明を行う。まずは、ブリフィングシアターで映像によるイントロダクション。その先には、「School for spies」。変装に関する展示や、「君にはスパイの素質があるか?」とゲーム形式で学べる。ゲーム機には、子供たちがかぶりつきだった。
次が、「The secret history of history」コーナーで古代ローマから中世、近代にかけての歴史秘話の展示。日本のニンジャも展示されている。薄味だが。やはり、伊賀上野にある伊賀流忍者博物館には足元に及ばない。
ただし、フランシス・ウォルシンガム (エリザベス1世のスパイマスター)、リシュリュー枢機卿など諜報機関の歴史や、特に、シーザー暗号のひもの展示が興味深かった。
「Spies among us」は20世紀のスパイの歴史を中心に骨董品といえそうな実物が展示されている。スパイカメラ、アタッシュケースの通信設備など、今やスマホが一般的な現代では、重くて取り扱いにくいスパイ道具かもしれない。しかし、50年前は先端技術だったのだろう。第二次世界大戦での枢軸国、とりわけナチスドイツとの暗闘に関する展示は貴重。エニグマ暗号機がケース展示されていたのには、テンション上がる。
1階に降り、「War of the spies」コーナー。ここは、東西冷戦時代の展示。およそ40年間の冷戦時代のスパイたちを取り上げているが、いずれも非人間的な職業に身を呈した彼らの生涯には息が詰まりそうになる。
映画「裏切りのサーカス」の時代。
最後は、21世紀のスパイ、サイバー戦を中心としたものでシアター展示がほとんど、これはまだ国防上の理由だろうか詳細な展示は難しいのだろう。
なお、展示関係はほとんど英語表記のみだ。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2012/07/07
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する