トルコ長距離バス移動情報其の二(前回の続編)
- 3.5
- 旅行時期:2012/05(約14年前)
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by Tourist Sinさん(非公開)
イスタンブール クチコミ:2件
これから個人でトルコ国内をバスで巡る旅行計画をされている方以下を参考していただければ幸いです。
前回(5月20日)長距離バスに関し全般的なコメントをしましたが、今回は各都市間のバス移動に関して詳細を報告いたします。前回の「トルコ国内バス移動情報」と併せお読みください。旅行時期は今年4~5月の約1ヶ月です。
1.イスタンブール⇒アンカラ:Ulsoy 8:30⇒15:00
(1)この区間のバス会社、バス便は非常に沢山あります。事前に大手のバス会社のWeb Siteを調べて私は最大手のUlsoyを選択。但しイスタンブール旧市街のUlsoyの事務所は中心街にはなくトラムヴァイでスルタンアフメッド駅から8駅目のCapa Sehremini駅(通称チャパ駅)の近く。ホテルで聞いたので多分正しいのでしょうが同じ大手のMetroバスの事務所は中心街にも多数あり、わざわざ遠くの事務所まで行く価値があったかどうか多少疑問あり・・。Ulsoyにこだわらずホテルの近くにある大手バス会社にした方が良かったかも・・。ただUlsoyは横3列の座席配置でゆったりしており非常に快適だった。料金は51TLで他に比べ10%位割高。
(2)バス会社の事務所からオトガル(Ulosoy、Varan専用オトガル)まではセルヴィスがあり、予定より約30分遅れて出発、無事にアンカラのオトガル(ASTI)に到着。そこから町の中心まではアンカライというミニ地下鉄利用。ホテルはミニ地下鉄の最寄駅Kizilayから離れており、ホテル近くを通過する市内バス便の情報を得ようとあちこちに聞き廻った。トルコ人からは「ホテルまで歩いて10分程度、バスなんか必要ないよ。」と言われ、結局バスをあきらめ歩き始めましたが、あにはからんや結構遠く重いトランクを持って30分近くホテルまで歩くはめに(涙)。私の旅行は原則タクシーは利用しないとの方針なので仕方ありませんが。
2.アンカラ⇒ギョレメ:Suha 9:00⇒14:30 35TL
(1)アンカラはセルヴィスのサービスが無いので直接アンカラのオトガル(ASTI)に行きました。切符は前日にKizilay駅近くのSuha事務所で購入。ガイドブックの地球の歩き方のアンカラ市街地図に「この路地の両側にバス会社オフィスあり」と記載されております。アンカラのオトガルは非常に大きく、直接オトガルで切符を購入しようとしても目的地に向けてどのバス会社が何時に出発するのか分からず(掲示板のようなもの無い)、苦労すると思うので事前に切符購入すべきです。
(2)Suhaは途中バス故障で約1時間遅延、ギョレメ行きにも拘わらず途中ネビシェヒルで止まりここでミニバスに乗り換えだと云われた。ところがネビシェヒルのオトガルで降りたとたんツアー会社の連中に「ギョレメのホテルまで俺が連れててやる。」と取り囲まれ、「バス会社のセルヴィスはどこだ」と抵抗し、すったもんだしておりましたが結局「今日はギョレメ行きの客が多いのでギョレメまでこのバスは行く」との事となりました。何がなんやら(怒)???
他口コミにも記載されていましたがこれが有名な「ネビシェヒルオトガルのツアー会社客引き問題」だったようですね。バス会社もツアー会社の客引きを容認?しているようでギョレメ行きバスであってもとにかく一旦客を下ろしまうようなので要御注意を。
(3)ギョレメオトガルにあるインフォメーションセンターからホテルに連絡、無事に迎えの車でホテル到着。
3.ギョレメ⇒コンヤ:Suha 9:30⇒13:00 25TL
(1)ギョレメオトガルは小さくて非常に分かりやすい。唯一このオトガルのみ各バス会社事務所の前に掲示板があり、目的地、出発時間の情報が一目で入手出来る。朝食後朝出発の便はSuhaのみ(前後には他バス会社も結構あったが)だったので、Suhaを選択。
(2)Suhaはいまだに手書きの切符。座席ダブルブッキング騒ぎで多少遅れたが無事コンヤに到着。
(3)オトガルは町の北10km、コンヤもセルヴィスのサービスが無いのでドルムッシュを利用。このドルムッシュ(乗合タクシー)慣れないと非常に使いずらい。ホテル所在地とドルムッシュが行く方向が一致していないととんでもない場所につれていかれる。普通のタクシーのように目的地に送り届けてくれるわけではない。安いのが取り得、100円程度。結局重いトランクをひきずり約10分歩くはめに。後でホテルのフロントに聞いたところホテル前道路を通過するドルムッシュもある由。
4.コンヤ⇒パムッカレ:Kamil koc 9:00⇒16:30 35TL
(1)Web Siteで事前に調べたが朝のパムッカレ(実際にはデニズリ)直行便はここのみだった。コンヤはセルヴィスのサービスがないので切符は直接オトガルで購入。オトガルにはトラムヴァイで行く。
(2)コンヤーデニズリ間では何回も途中町のオトガルに停車した。その都度多数客の乗降あり。トイレ休憩もキチンと15分あり、隣のモロッコからきたツーリストが怒っていた。「私はパムッカレ1泊のみで観光時間が無いのに、何故トルコのバスは時間に対し悠長なのだと」(笑)
(3)デニズリに約30分遅れで到着、パムッカレまでのミニバスに乗り換える。このミニバスバス会社のものではなく、パムッカレのツアー会社のもの。時間が無いから早く早くとせかされ乗ってしまい、パムッカレに到着。3TLで有料でした。即座にツアー会社に連れていかれそうになるが、やんわり断り徒歩でホテルに行く。
5.パムッカレ⇒クシャダス(エフェソス観光):Pamukkale 9:30⇒14:00 23TL
(1)パムッカレ村はオトガルは無いが村の中心にバス会社事務所がかたまってあるので分かりやすい。今回はクシャダスへの直行便のあるPamukkleバスを選択。バスはデニズリでの乗り換えが必要無い便だったので、大型バスでパムッカレのバス会社事務所前からそのまま出発。
(2)この便も途中の町のオトガルに頻繁に行く。多数の乗降客あり、隣の座席が空きラッキーこれでゆったり出来ると思っても、次のオトガルで新たな客が乗り込んでくる。トルコのバス、常に7~10割の客を乗せていた。
(3)ところが今回は終点クシャダスまでの観光客がすくなかったせいもあり、オトガルからホテルまではラッキーな事にバス会社のセルヴィスで直接送ってくれた。Pamukkaleバスに感謝。
6.クシャダス⇒ベルガマ:Metro 9:30⇒11:00、11:30⇒13:40 計18TL
(1)エフェソスに一番近いのは隣町のセルチュクだが、クシャダスは明るい港町であり私の印象としてははるかにクシャダスの方が良かった。ホテルは町の中心にあり、近くにMetroバスの事務所があったので迷わず前日に切符を購入。
(2)クシャダス⇒ベルガマ間の直行便は無い。途中イズミールで乗り換えが必要。クシャダスで買った切符はイズミールまでのみ。多少不安があったが杞憂に終わった。イズミール到着後ベルガマ行きのバス便を捜そうとうろうろしていたら、Metroの社員らしき人(背広姿)が寄ってきて「どこへ行く?ベルガマか?11時30分発の便があるので8TLよこせ、切符を買ってきてやる。」と云ってきた。特に社員証を提示したわけでもないが雰囲気で判断、多少半信半疑だったが8TLなので任せる事とした。結果的にはキチンと窓際の良い席を確保した切符を7~8分後に持ってきた。Metroは最大手の1社でカバーエリアも広く(私にとって)好印象。
(3)ベルガマは新オトガルから旧オトガルまでセルヴィスで乗り換え。ホテルは旧オトガルの近くにあったので無事徒歩でホテル到着。ベルガマの町はこじんまりしている、観光客は多いがベルガマの町に宿泊する客は少ない由にてRenewalしたばかりのきれいなホテルだったが客は少なくホテルオーナーが嘆いていた。立地は抜群にも拘わらず。
7.ベルガマ⇒チャナッカレ(トロイ):Metro 11:00⇒16:00 35TL
(1)チャナッカレ行きの朝出発便は上記時間のみ。ベルガマ旧オトガルにあるMetroバス事務所で前日に切符購入。
(2)旧オトガルから新オトガルまではセルヴィスで移動、乗り換えでチャナッカレに向かう。途中町5~6ヶ所で停車、都度乗降客あり。しかしながらガイドブック記載の所要時間より早くチャナッカレのオトガルに到着した。更に客が少なかった為にオトガルからセルヴィスに乗り換える事無くそのまま長距離バスで町の中心まで送ってくれた。ホテルは町の中心にあったので徒歩数分で無事ホテル到着。ラッキー。
8.チャナッカレ⇒イスタンブール:Metro 9:00⇒15:00 45TL
(1)ホテル近くにあるMetroバス事務所で切符を前日に購入。他大手バスも経験したいので他バス事務所も捜したが、とにかくMetroは事務所数、便も多く結局Metroを選択。
(2)集合場所は事務所近くの港、そのままフェリーでダーダネルス海峡を渡り、イスタンブールに向かう。
(3)イスタンブールのエセンレルオトガルには予定通り到着。ところがバス降車場所とメトロのオトガル駅とは少々離れていた。バスに同乗していた田舎から出てきたようなトルコ人のお兄さんさん「俺にまかせろ、このセルヴィスでメトロ駅まで行けるはず」とトランクを一旦近くに停車していたセルヴィスに積み込み、車の中で待つ。しばらくたって「間違いだった。メトロのオトガル駅までは歩いて行くそうだ。」と云われトランクを下ろしあわてて彼の後を追う。この程度の間違いはトルコでは日常茶飯事、怒ってはいけない。特にこのお兄さんは親切心で云ってくれたのだから。
重いトランクを引きずり駅まで10分程歩いたと思う。とにかくイスタンブールのエセンレルオトガルは広い。
(4)イスタンブールは最初4日間滞在していたので勝手知ったる町、メトロ、トラムヴァイを乗り継ぎ無事にホテルに到着した。
今回の旅行ではたまたま各都市(アンカラとコンヤは町のはずれ)とも宿泊ホテルが町の中心近くに位置していた為に、バス会社事務所も徒歩圏内にあり非常にスムーズにバス切符を購入、事前にWeb siteで調べたバス会社、出発時間で全て予定通りの移動が出来た。
途中クシャダスで日本人新婚夫婦と一緒だったが彼らは町の中心からはずれた海岸沿いの高級ホテル泊だった為にタクシー利用を余議なくされた由。(彼らも原則タクシー利用しない方針だったそうだが)トルコのタクシーは安いのでたいした問題ではないが私のように旅は自分の足と、電車、バス等の公共機関利用、原則タクシーは利用しないとの方針の方はトルコ旅行の場合宿泊ホテルの立地は出来るだけ町の中心をお薦めいたします。但し町の中心のホテルは料金が多少割高となるが、私の場合Hotel Com等を利用、常に予算とにらめっこして立地条件と、料金を比較しホテルを(概ね三ツ星)決定しました。
非常に長分となりましたが個人でトルコ国内バス旅行を計画されている方参考にしていただければ幸せです。
また何か御質問ありましたらお問い合わせください。分かる範囲でお答えいたします。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用目的:
- 中・長遠距離
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 利便性:
- 3.5
クチコミ投稿日:2012/06/21
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