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20世紀最大の発見「兵馬俑・秦始皇陵」

  • 4.0
  • 旅行時期:2003/02(約21年前)
マンボウのお城さん

by マンボウのお城さん(男性)

西安 クチコミ:3件

紀元前221年、7つの国が覇を競い合った戦乱の時代を制して中国は秦によって統一され、第一代皇帝である始皇帝の墓「秦の始皇帝陵」が西安市郊外に作られました。
周囲約6.2キロ、高さ76メートルと巨大な規模を誇っています。
始皇帝は、38年の歳月と70万人の人々を動員し、生前に自分の墓を作らせたと言われています。
また、始皇帝陵から東へ1.5キロの地点に兵馬俑坑があります。
兵馬俑坑は始皇帝陵から伸びる道に沿って配置されており、巨大な陵の一部を形成しています。
1974年3月、干ばつに窮した地元農民が井戸を掘り始め、2、3メートル掘ったところで変わった陶器の破片が見つかり、考古学者が鑑定したところ、ここに始皇帝の地下近衛軍団が配置されていることがわかりました。
この偶然の発見によって、地下に2000年も眠っていた世界を驚愕させる兵馬俑が、日の目を見ることになったというわけです。
坑は発掘順序に基づき一合坑、二号坑、三号坑と名づけられ、最大の一号坑は長さ230メートル、幅62メートル、深さ5メートル、総面積14260平方メートル、兵馬俑の数は約6000体出土しました。
二号坑は6000平方メートル、俑の数は1000体余り、三号坑は500平方メートル、俑の数は58体に過ぎず、規模が一番小さく、地下軍の司令部に当たると言われています。
他にも、3つの俑坑には戦車が100余台、陶馬が600体出土していますが、一号坑は今なお発掘を続けています。
前衛部隊とその四方に立っている警備隊に守られ、主力軍は38列に分けられ、東に向かい整然と列を組んでいます。
兵隊俑の平均身長は180センチ、上半身は空洞だが下半身は空洞ではありません。
顔の表情はそれぞれ異なり、身分により服装もまちまちで、共通しているのは、いずれも手に武器を握っていることです。
また、一部の俑にはまだ色彩が残っています。馬の高さは1.5メートルで西域の大宛の馬に似ています。
兵馬俑はこの場所の付近の粘土を材料にして、彫刻などの手法を施し、最後に窯に入れて焼いて作られました。
当時の衣服や武器・馬具等の様相や構成、また、始皇帝の思想などを知る上できわめて貴重な発見と言えます。
殉死制度のあった時代に人間に代わって陶製の人形を殉死品とすることから、人類文明の進歩を窺うことができます。
しかし、発掘と同時に武士俑の表面に塗られた色彩が消える可能性があることなどの理由から、調査がなされていない広大な未発掘箇所が、まだ周囲に残されています。
不老不死の命を求めてやまなかった始皇帝は、この地下軍団を率いて死後の世界をも支配しようとしていたのでしょうか。

実際にこの兵馬俑坑を見た時は、その圧倒的な数と俑の大きさに本当に驚きました。
昔は、俑を間近に見ることができましたが、文化財保護の観点からロープが張られ、臨場感がなくなったのが残念です。

兵馬俑・秦始皇陵セット券110元

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
友人
観光の所要時間:
1日
アクセス:
4.0
西安までは通常飛行機で、空港または市内からさらにバスで向かいます。
コストパフォーマンス:
4.0
博物館の美しさと体育館のような発掘現場にはコストがかかっているので、なっとくの料金です。
人混みの少なさ:
2.5
やはりそれなりに観光客がいるため、特に博物館は大変です。
展示内容:
4.5
一号坑から三号坑までと博物館は、リピートしたくなる内容です。ただ、ロープが張られるようになったので、ちょっとだけ減点!

クチコミ投稿日:2012/05/30

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