3,500年の歴史をしのぶ
- 4.5
- 旅行時期:2006/11(約19年前)
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by cypresscanadaさん(男性)
ガダメス クチコミ:2件
日干し煉瓦に漆喰の上塗りで造られたガダメスの旧市街、この地にベルベル人が定住してから、少なくとも3,500年は経っている。
アイト・ワジット族とアイト・ワリド族がガダメスの二大主要ベルベル人の民族で、ガダメスは七つの区画に仕切られていました。まずはアイト・ワジット族の暮らした4区画へ。ジャラサン⇒タンガジン⇒エンドカリフ⇒ガザールとまるで迷路のようになった家々をつなぐ路地が続いている。
家の扉はナツメヤシ、扉の装飾はメッカ巡礼を済ませた証拠なのだとか。路地の所々にオイルランプの置き場所や、明かりとりの吹き抜けが設けられていました。又各地の境には小さな広場があり、そのれらの一角にはローマ、ビザンチン時代の列柱が使われていたことからもこの砂漠のオアシス都市が長きにわたって諸勢力の支配下に置かれていたのだとうかがわれるものだった。
アイト・ワリド族の区画、タスコ⇒ダラール⇒マジジェへ。タトウス広場で休憩後、この街の水源であるアイン・エル・フラスに立ち寄り。今でも豊かに湧水が湛えれており、伝説によると、枯れかけた泉の辺りで昼食を取ったキャラバン隊が鍋を忘れて取りに帰り、一頭の馬が地面をけったところ、そこから豊かな水がわき出したとのこと。
696年、イスラム軍司令官オクバの雌馬がこの泉を発見したという史実と相まって、雌馬の泉=アイン・エル・フラスと呼ばれるように至ったとの話である。
昼食は典型的なガダメスの民家を改装したレストランで、ガダメス式に床に座ってラクダのクスクスを食べる。クスクスはリビアをはじめとした北アフリカ地方では家族そろって食べる伝統的な料理である。
家の装飾は主に女性の担当で、ガダメスでは赤や黄色の塗料を使って伝統的な文様を描き込んでいる。
是非一度はこのようなところがあることを体験してほしい。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 3.0
- 景観:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2012/01/16
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