メスキータ Mezquita

寺院・教会

メスキータは、神秘的で圧倒されます。

5.0
旅行時期：2011/08（約14年前）

by prinprinさん（非公開）

コルドバクチコミ：6件

10:00までは、中央にあるカテドラルで、キリスト教のミサをしているので無料です。
外壁右側の入口を入ると、オレンジの木を植えた中庭に出ます。
モスクだった時代は、ここの噴水で足を洗ってから、イスラムのお祈りをしていました。

モスク内部へは、オレンジの中庭を横切り、おじさんのいる右奥･パルマス（しゅろ）門から入ります。タンクトップの女性が、「入口でスカーフを借りて、肩を隠しなさい。」と言われていました。

素朴な二重アーチの礼拝所の一番奥に、豪華なミフラブがあって驚きでした。
絢爛なアラベスク模様の装飾は、ビザンチン皇帝（キリスト教国）が贈ったモザイクガラスでできており、建設当時は友好関係にあったことをうかがわせます。

メスキータの中央部分は、カテドラル（16世紀）になっていて、上に光窓があるので明るくて、白い大理石の壁の装飾が、とてもきれいです。ミサ中は撮影禁止です。

私は、イスラム教とキリスト教が融合しているというより、イスラム寺院に無理やりキリスト教会を入れた感じがしました。

メスキータは、ダマスカス（シリア）から逃げてきて、コルドバで後ウマイア朝を作ったアブドラマーン1世が、786年故郷のモスクを回想して建立したモスクで、
その後イスラム王朝がスペインに続く基礎となりました。