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青の洞窟に入ったらすぐに後ろを振り返って!

  • 4.5
  • 旅行時期:2011/05(約13年前)
ニッキーさん

by ニッキーさん(女性)

カプリ島 クチコミ:1件

ナポリ、あるいはカプリ島へ行ったら青の洞窟へ行ってみたいという人は多いでしょう。
でも、青の洞窟へはいつでも入れるとは限らないことも皆さんよくご存知のとおり。

入れる確率は冬場は低く夏場はやや高いと言いますが、入れるか入れないかはお天気や波、潮位によって決まりますので、運次第ということになります。条件が悪い時に入るのが無理だということは、実際に行ってみるとよくわかります。洞窟の入口がとても狭いのです。高さ1m×幅2mぐらいでしょうか、もう少しあるでしょうか?潮位にもよります。

青の洞窟へのアプローチは、マリーナグランデからモーターボートで行く手と、別のルートでバス(実際に行っていないので行き方はよくわかりません)で行く手と2とおりあります。モーターボートで行くと洞窟入口まで20分ほどで着きますが、波に揺られながら順番を待つことになります。私はツアーで行ったので、モーターボートが手配されていました。幸い早めに着いたので15分ほどの待ち時間で入れましたが、混んでいたり波がおさまるタイミングを待ったりして、長い時には1時間半も待つことがあるそうなので、トイレは必ず済ませておくこと。また船に弱い人は酔い止めを飲んでおくことです。

バスの場合、崖の上までバスで行き、洞窟入口のすぐそばまで崖の階段を下りて行くことができます。その場合も階段の下で手漕ぎボートに乗り換えなければなりません。バスで来た人用に割り振られている手漕ぎボートの数はモーターボートで来た人用より少ないと聞きましたが、もともとバスで来る人の方が少ないので、バスで来る手もあるなと思いました。何より海の上で波に揺られながら待たなくてもすみますから。

では、手漕ぎボートに乗り換えて入るところを説明します。波があって揺れる中、モーターボートから手漕ぎボートに乗り移るのはちょっと怖いです。十分気をつけて乗り移ってください。観光客はボートの底に直に座ります。この時ボートの底が波をかぶって濡れていることがあるので、タオルを持って行くといいです。私が行った時も、ボートの底にたまった水でぐっしょり濡れてしまった人がいました。もう一つ注意を。ボートのヘリを手でつかむのは危険です。手をはさまれるといけないからです。

ボートには船頭さんの前に1~2人、後ろに3人ぐらいが乗りますが、入る時は仰向けに体を倒して重なるように船底に寝転がって入ります。入口をくぐる瞬間は顔や頭を擦るのではないかと冷や冷やしました。もちろん私の心配はちょっと大げさで、実際にはもう少し余裕があります。とにかく青の洞窟へ入るのがこんなに大変だとは知りませんでした。

特に私がお話ししたいのは、洞窟へ入ってからの撮影ポイントについてです。
私は船底に寝そべるようにして中に入り、いつ頭を上げていいのやらわからず、しばらくまごまごしていました。こわごわ起き上がって奥の方を見ると水面は期待していた色ではありませんでした。えっ、ここじゃないのかと入って来た入口の方を振り返ってみると、見えたーっ、そこにすばらしいブルーの世界が広がっていました。船頭さんによっては「ウシロ、ウシロ」と教えてくれる人もいるようですが、私たちの船頭さんは特に教えてくれなかったので、気がつくのが遅くなってしまいました。知っていれば最初から振り返ってバンバン写真を撮ったのですが・・・。あ、でも何も知らなくて振り返ったら見えた分、感動も大きかったかもしれません。

洞窟の中はあまり広くはありません。入ってから一旦奥まで行って向きを変えて戻って来ます。出口に近づく頃には出るタイミングを待つボートが列を作るので、水面への視界も遮られます。写真を撮るなら入ってすぐ、入口を振り返って撮るのがベストだと思います。中にいる時間は、出るタイミングを計りながら通常2分から5分ぐらいなので、私のようにもたもたせず、効率よく写真を撮られますよう。

後で思ったのですが、5分ぐらいであればビデオも撮っておけば良かったと思いました。皆が上げた感激の声や櫂から水がポチャポチャ滴る音、洞窟の中に響いていた船頭さんの誰かが歌うカンツォーネの歌声などが収められただろうにと思います。

一緒のツアーで行った方(たまたま4トラの会員さんでした)がビデオを撮っておられ、そこには出る時に船頭さんが岩に頭をぶつけていたような様子が写っていたそうです。慣れた船頭さんでも頭をぶつけるんですね。

内部は暗いうえボートが揺れるので、観光客泣かせです。写真がぶれてうまく撮れません。フラッシュを焚いてもいいと言われたので、フラッシュを使ったり使わなかったりやってみました。フラッシュを使うとはっきり撮れるのですが、水の色はフラッシュ無しの方がきれいみたいです。ただ、フラッシュ無しだと暗くてボケてしまいます。

なお、最後に船頭さんにチップとして一人1ユーロを渡します。添乗員さんの話では、チップを渡さないと降ろしてくれない船頭さんもいるとか。私たちは添乗員さんの指示で最初にポケットに1ユーロずつ用意しておいたので、グラッツェと言いながらスムーズに渡せました。最後に再びモーターボートに乗り移って終わりです。ボートの底に寝そべっていて体が固くなっているので、気をつけて乗り移ってください。

以上、結構大変な青の洞窟探訪です。
地球温暖化と共にこれから海面の上昇と共にだんだん入るのが難しくなると言われている青の洞窟。どうぞ皆さんが青の洞窟を見られますように。
青の洞窟、暗い洞窟の中にあの水の色は感動的ではありましたが、所詮狭い洞窟の中。海の色だけで言うと、私は沖縄の八重山の海の色を見た時の方が驚きました。ほかにも美しいブルーの海が世界中にたくさんあると思います。
青の洞窟、見られたらラッキー。たとえ見られなくても、カプリ島には他にも魅力的な美しい所がたくさんあるので、どうぞがっかりしないでください。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
2.0
マリーナグランデからモーターボート20分。または別ルートでバス。さらに手漕ぎボートに乗り換えて入ります。
コストパフォーマンス:
3.0
景観:
5.0
洞窟の中は暗いのに水だけがブルーに光って不思議です。
人混みの少なさ:
2.0
中はボートが何艘も入っているので、神秘的な雰囲気が薄れてちょっと残念。

クチコミ投稿日:2011/07/22

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