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国立国楽院の土曜名品公演

  • 4.5
  • 旅行時期:2011/03(約15年前)
megmeguさん

by megmeguさん(女性)

ソウル クチコミ:29件

何回もソウルに来てながら、土曜の夕方という時間帯になかなか合わず、行きたくても行けなかったのがこの土曜名品公演。
牛眠堂(ウミョンドウ)で韓国が誇る伝統音楽と舞踏をいろいろ観せてもらえる。
料金も1人10000W(約740円)と格安。そのうえ、大韓航空の搭乗チケットの半券(1か月以内の国際線)を提示すると2割引の8000W(約592円)になる。
韓国の人にも人気みたいやけど、外国人向けに別枠を設けてくれてる。
日本から予約してあり、なんとか予約購入時間の3時半ぎりぎりに間に合うた。
開演は4時。
座席数は300席ほどのこじんまりとした劇場は、ほぼ満席やった。
外国人用なのか、4列目の中央という特等席。
プログラムタイプは6種類以上あって、この日は初心者向けの総合E(マ)型。
幻想的小曲(李成千作曲)、回心曲、神刀大神舞(シンカルテシンム)、パンクッ、民間竹風流(ミンガンテプンニュ)、觱篥(ピリ)独奏(艶陽春)、歩虚子(ポホジャ)。
前日からほとんど寝てないので、ときどき眠気が襲ってくる。
でもパンクッが始まると、一気に惹き込まれた。
パンクッは、農民たちが豊作を祈願したり、豊作を祝ったりするために行われた農楽の一種。
乞粒牌(コリッペ 村の経費としてお金や穀物を得るために風楽を演奏した一団)と男寺堂牌(ナムサダンぺ 放浪しながら歌と踊り、風物演奏、芸などを演じた旅芸人の集団)が演じる音楽とノリ(芸)の総合芸術。
テッピョンソ(チャルメラのような音の笛)の合いの手で、クェンガリ(鐘)、ジン(銅鑼)、チャング(長鼓)、ブク(太鼓)を演奏する。
それぞれ原始的ともいえる打楽器なんやけど、そのにぎやかなリズムに心が躍り、ワクワクする。
そのうえ、
サンモっていう帽子をかぶり、そのてっぺんに白い長い紐サンモをつけて、紐を回しながら演奏をして踊っていく。
新体操のリボンのように優雅で力強く、それを手ではなく、頭を振りながらやってしまう。
紐の長さは身長よりながく2メートル以上やろか。
後で出てきた人ははもっと長い紐ヨルトゥバル(歩幅の12倍)をつけてる。10m近くあるのかなあ。
太鼓をたたきながら、頭というか首を動かし続けるんやからたいしたもんや。
会場中が、大熱狂やった。
気乗りせんっていうてただんな様も、楽しんでたみたいや。
1時間20分ほどの公演。これは、とってもおすすめ。
1000W(約74円)の解説冊子も買うた。
場内は撮影禁止。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
2.5
コストパフォーマンス:
5.0
人混みの少なさ:
3.0
施設の快適度:
5.0

クチコミ投稿日:2011/06/28

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