釜山市立美術館 現代美術中心の、高い水準の美術館
- 4.0
- 旅行時期:2007/11(約18年前)
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by kimitakeさん(男性)
釜山 クチコミ:4件
この美術館の最寄り駅は、そのものズバリの「市立美術館駅」。美術館は勿論近いのだが、その手前に体育館があって、わかりにくい。
フランス人の造形作家の特別展示があった。鉄骨を使う人。悪くはない。11月の平日のせいか、客は非常に少なく、全フロア合わせて10人ぐらいだと思う。
常設の韓国人作家たちの作品の方が私の好み。最も気に入ったのは、たくさんの角ばった、つむじのように密集した屋根の間のわずかな隙間でタバコを吸っている男の、夕刻らしい暗い青い絵。牛の絵、ボールを投げる男の、彩色木彫りの現代的な像も気に入った。
3階建てで、2階か3階に広い図書室があった。私の他の閲覧者は女性1人だけ。アサヒカメラと美術手帖(但し、ともに1998年頃まで)が置いてあった。新しいアメリカの雑誌もあった。但し、本はハングルばかり。
ナム・ジュン・パイクの作品は帰りがけにやっと気付いた(途中、学芸員に尋ねたが無いと言っていた。私の発音が悪い可能性はある)。テレビの組み合わせのような作品。これらの常設展示の作品が気に入ったので図録を買おうとするが、売り切れ。
地下で、若手芸術家グループの展覧会があった。見学客は私だけ。木で作ったネクタイが気に入った。一方、実在しそうな人を的にした射撃を模した作品があり、不快。そういえば、韓国には一般人向けの射撃場があり、ガイドブックでも紹介されていた。
このグループのメンバーの女性2人、男性1人の芸術家が会場にいて、多分3人とも20歳代。英語はうまくないが、親切で、コーヒーをくれた。かけていた音楽はStevie Wonderで、”Ribbon in the Sky”など。絵の入った名刺ももらった。
私の行った時の入場料は700ウォン(約86円)と、とても安かった。
- 施設の満足度
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4.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2008/01/13
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