先日の金正恩訪露に関する報道は、よく見ていると、涙もの(?)であった。・・・
1.平壌駅1番ホームが健在
朝鮮労働党機...
続きを読む関新聞の労働新聞の一面を飾っていたが、車で直接ホームに乗りつけて、かつ、儀式を出来るように広大なホーム面積のある「平壌駅1番ホーム」から、偉大な元帥は盛大な儀式の後列車に乗り込んでいた。
ご存知のように平壌駅1番ホームは国際列車と指導者専用ホームで、外国人旅行者はバスで直接ホーム横に着いて(人民との接触を避ける理由もあるのだろうが)そのまま列車に乗り込むことが多い。(ソウル駅と同様、行き止まり式でなく通過式の駅である。)私もその昔、高麗ホテルからのバスで北京行きの寝台車が止まっている一番ホームから乗ったことがあるが、何でこんなにホームがでかい(広いのか)のか謎であった。後になって儀式のため、と聞いたが、今回の労働新聞の写真でなるほどこういう風に式典をするのね、というのがよく分かった。
2.豆満江-ハサン国境を国際列車が通過
シベリア鉄道の最長距離の列車は「モスクワ発平壌行き」なのだが、中国の瀋陽を経由する路線でなく、このハサン経由が最長距離である。ロシアと北朝鮮では線路幅が違うので、具体的にどうやって台車を替えているかよく分からないが、コロナ禍の最中に北朝鮮が外国人を一斉に国外退去させたときに、この国境を人力トロッコで走ってロシアに出国したロシア外交官の様子が外電で配信されていた。トロッコで走る、というのは廃線になったのだろうか・・・。
一時期、この鉄道は廃止して、道路だけにするだとか、いや、豆満江側にロシア鉄道の1520ミリの線路を引いて活用しようしている、等いろんな話があったが、ロシア国営テレビのハサン駅での偉大な元帥の歓迎式典を見ていると、この国境を渡り、さらに北朝鮮車両がそのままロシア鉄道を走っていく様子が写されている。ということで、ここの路線は少なくとも廃止はされておらず、まだまだ活用されていることになる。
「ロシア国境通過と最新の宇宙基地の旅・・・平壌駅発の寝台列車でハサン国境を通過して、ウラジオストック、さらにシベリアの宇宙基地見学と航空基地で最新のロシア軍航空機を見学するツアー」
をやったら、多分、日本人が殺到すると思うのだが、まあ、そういう時が来ることを願って。・・・・
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投稿日:2023/09/19