ツァボウエスト国立公園は、ナイロビの南東240km辺り、インド洋沿いのモンバサとの中間辺りにありました。この公園では意外?...
続きを読むにも噴火や溶岩の痕跡が多く見られました。隣のツァボイースト国立公園と合わせるとケニア最大の野生保護区域で、面積は11、747k㎡もあり、日本の四国よりも広いエリヤです。
この公園のもっとも印象的な観光スポットはムジマ・スプリングス(Mzima Springs)です。伏流水で形成された大きな池にたくさんのカバが棲んでいました。もちろん、夜な夜な餌を食べに近隣に出掛けていきますが、昼間はこの池でのんびりとしているので、優雅に過ごすカバに出会えました。ここではサファリカーを降り、(万が一に備えて)銃を持った公園レンジャーに案内されて、池中に設置された展望塔まで行きました。
この伏流水は40kmほど北のチュル山塊(Chyulu Hills)とその途中のシェタニ溶岩流(Shetani lava flow)に染み込んだ雨水の伏流水とのことです。昔はキリマンジャロからの伏流水だといわれていて、レンジャーは何度もキリマンジャロの伏流水だと説明していました。それの方が夢がありますよね。ここ豊富な湧出水はモンバサの上水道の水源地になっているのだそうです。
この公園は赤ゾウ(ピンクゾウ)が有名です。ツァボに広く分布している赤土(ラテライト)の土で砂浴びするからです。この公園で初めて見た時はこれが赤ゾウだ!と興奮しましたが、ほかの公園でも赤土があるところでは赤ゾウが見られました。英文には「Pink Elephant」と書かれているものがありますが、ピンクに見えることはありませんでした。また、この公園のオス・ライオンは鬣がないとのことで、是非、見たかったのですが、残念ながらライオンには出会えませんでした。
宿泊はキラグニ・セレナ・サファリ・ロッジ(Kilaguni Serena Safari Lodge)を利用しました。ロッジのレストラン前方には水飲み場が設けられていました。明るい内は鳥とかモンキーとかがやって来ていましたが、夜になると、バッファローやゾウなどがやって来るので、夕食を摂りながら大型動物たちの水浴びや水飲みの様子が眺められました。なお、キリマンジェロの眺めといえばアンボセリ国立公園が有名ですが、ここツァボウエストからもその雄大な姿が眺められました。
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投稿日:2023/06/29