2016年6月にモルフェッタに行きました。
トラーニからマテーラへ向かう途中に立ち寄りました。
前回(2014年)は通...
続きを読む過しただけだったので今回念願の観光をしました。
モルフェッタはバーリ県に入り、
旧市街や漁港を持った人気の観光地。
見所はモルフェッタ大聖堂と旧市街、そして小さな漁港。
モルフェッタはCattedoraleとDuomoを二つに持つ珍しい町で、
モルフェッタ大聖堂は「Duomo」。
漁港に沿って進むとDuomoが見えてくる。
「Duomo di San Corrado」で1150年に造られている。
このDuomoは海岸寄りに立っており、
旧市街の中心部でないことが分かる。
色合いと造りからトラーニ大聖堂に似ている。
鐘楼は2本立ち、
面白いことにクーポラも二つある。
ファサードは典型的なプーリアンロマネスク様式。
その正門は永久閉鎖されており、
旧市街側の側壁から入ることになる。
聖堂内は900年も変わらないとされている造りのため、
石造りの壁がそのままで中世時代のロマンが漂う。
天井は高く、優美なアーチ。
祭壇なども優雅な雰囲気。
どこか、バーリのニコラ大聖堂にも共通する雰囲気がある。
100年以上前のDuomo di San Corradoの写真があり、
当時の様子を知ることができる貴重なもの。
大聖堂周囲は海に囲まれ、海からそびえたつように立ち、
まるで、お城のような風格があった。
現在の大聖堂周囲は海を埋め立て広場になっているが、
昔のように海であったほうが素晴らしい景観であっただろう。
入場はフリー。
撮影はOK(フラッシュなし)。
一方、Cattedoraleは「Cattedrale di Santa Maria Assunta」。
旧市街と新市街を分ける通りにあり、新市街側に立つ。
1610年に造られており、比較的に新しい。
ほぼ同時期にレッチェのバロック教会の建設ラッシュと重なったため、
ファサードは典型的なバロック様式。
内部は非常に広く、天井が高く、解放感がある。
窓もやや多めで明るい。
特にクーポラは見事。
全体にホワイトとピンクに近いページュの配色で、
優しい雰囲気。
祭壇は本物の色大理石で飾られ、
豪華な造りとなっている。
入場はフリー。
撮影はOK(フラッシュなし)。
旧市街は城壁に囲まれており、
上空から見た写真によるとほぼ楕円形。
もともと、城は有しておらず、
モルフェッタ大聖堂が城としての役割を持っていた。
旧市街へ入る城門は旧市街と新市街を分ける通りにあり、
新市街側に立つ「Cattedrale di Santa Maria Assunta」の向かい側。
立派な城門で13世紀のもの。
旧市街は非常にきれいで驚く。
荒廃は全く進んでおらず、
現在でもたくさんの人が住んでいる。
それでいながら、中世時代のロマンが漂う。
旧市街内のショップはなく、
お土産を探すならば、
漁港周囲がおススメ。
モルフェッタはバーリから車で20分ほどで
タクシーや電車での日帰りがおススメ。
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投稿日:2016/12/11