ブルゴーニュの森の中で中世の技術と道具を使って中世のお城を建てている場所があります。
お城の名前はゲドロン城。
ブ...
続きを読むルゴーニュ産の土、砂、木、鉄、水を使い中世のやり方そのままに道具を作ることから始まり、城を建てようというプロジェクトが1997年に始まりました。
中世の城や教会がどのような方法でどのくらいの期間で建てられたかという研究がゲドロンで行われているというわけです。
1997年当初はこの夢のような試みに馬鹿げている、できるわけがないと思われていたそうですが、工事は着々と進み今ではヨーロッパ、アメリカ各地から観光客が押し寄せる人気の研究所・観光地になっています。
近代的な技法を一切使わず土地で手に入る土、水、砂、鉄、木を利用し13世紀の技法で
採石工、石切り職人、左官、大工、樵、鍛冶屋、馬方、瓦職人、籐細工師、縄職人などの多くの本職の職人(彼らはボランティアだそうです)が中世の職人の衣装を着て城を再現している姿を直に見学することができます。
構築中城の内部や城の外にある作業小屋や畑、牧場で職人たちは黙々と仕事をしていますが、質問者には気軽に答えていますし、時折説明も行われています。
城を造るというロマンに向かって静かな情熱を持って作業している姿に心打たれました。
歴史好き、中世好き、建築好き、手作業好き、動物好き、にはもってこいの施設ですが、どちらかというとお勉強の要素が強いので華やかなテーマパークを期待しないでくださいね。
見学期間は2014年は3月17日から11月4日まで(HP参照)だそうです。
見学時間は10時から18時、19時と月によって違うのでHPで確認してください。
入場料は大人12ユーロ、子供(5歳~17歳)は10ユーロ。
団体やハンディキャップのある人、ガイド付きの場合は別料金です。
アクセスは大変不便で、オーセールから車で40分、ヌヴェールから1時間10分。
ヨーロッパの人たちは車や観光バスで訪れるそうてすが、見学期間中だけオーセール駅から臨時バスが出れば良いのに、と思います。
ゲドロン城内にはまだちゃちなレストランしかないのも残念。
畑もあるのだから将来はその畑で採れた野菜や家畜の肉で中世料理のレストランでも開けば良さそう~
お城の完成予定は2025年。
お城完成後は教会の建築を始めるのだとか、まだまだロマンは続きそうです。
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投稿日:2014/06/29