さっそく中に入り、席に座るとテーブルに眼が行った。テーブルの天板は、
ワイン用の木箱のネームの部分をアレンジしたもの。
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落ち着いた雰囲気ながらも、昼過ぎのやわらかい光が立ち込めるような店内。
黒板に書かれたメニューを持ってきてもらい、何を食べるか決めることに。
他にも前菜+メイン、前菜+メイン+デザートなど組み合わせることもできる。
私は、前菜+メイン+デザートにして、前菜にヤギのチーズとイチジク、生ハムのプレートを、メインに鯛を、そしてデザートに「ぱんぺるでゅ」(フレンチトースト)をチョイス。
相方は、前菜に夏野菜のスープ、メインに子牛のレバーを注文。
ワインは、日本人のネゴシアンの方が造られているワインを注文したのだが、
あいにく品切れとのことで、ワイン担当の人がおススメの白があるという
のを信用して任せることにした。
ここの特徴は、ワインリストが木箱に入ったカードであること。
すっかり、写真に収めるのを忘れてしまったのだが、長方形の箱の中に
ワインの詳細が書かれたカードが地方ごとに収納されているもの。
地方を選びカードを見てワインを決める。
昔、中学校の図書館にこんな感じのカードがあった気がする。
一言でいうと、このレストランはおいしい◎
私の前菜のチーズとハム、そしてフレッシュなイチジクとの相性は抜群!!
メインの鯛もあっさりとしていてよかったが、ガルニチュールの野菜のコンポテ
に感動してしまった。
相方のメインのレバーのソースも濃度、味ともに文句なし!!
いつもなら、「もっと、煮詰めなくちゃだめだよ」とか「味が薄い」とか
思うことがほとんどだというのに、このレストランしっかりと料理をしている。
それが当たり前のように思うけれど、意外とできていないレストランが多い。
特に、パリは当たり外れが大きすぎる。
お皿の中のそれぞれがしっかりと料理されていることに感動を覚えてしまった。
お昼のランチがおいしければ夜もディナーも期待できる!
ワインのチョイスも任せてよかったかもしれない。
ワイン担当の彼が自身満々に持ってきたのは、コート・ドゥ・ローヌ
の作り手Domaine Chaume-Arnaud (ドメーヌ・ショーム=アルノー)の白。
"La Cadene"の2007年。
女性の醸造家で力強いワインを作ると評判らしい。
なるべく、農薬を使用しない自然なワインを造ることを心がけているという。
このレストランは、自然派のワインも多く扱っていて、自然派愛好家の私の
心は幸せでいっぱいになった。
知っているワインもあったし、何よりも口にしていた白がおいしかったもの
だからなおさら。
ちょっと大きな通りから入ったところにあるけれど、中心も中心なので
観光に来た人にとってもアクセスはしやすいはず。
ちょっと飲みすぎても、すぐにタクシーもひろえる大きな通りに近いし。
今度日本から友人が来て、おいしいワインとご飯といったら絶対ここに
連れて行くと思う。
まあ、自然派のワインが好きであればの話だけれど。
それから最後に一言。
カフェは注文したほうがいい。
おしゃれだし、かわいい☆
お砂糖入れて、シナモンスティックで混ぜてみては?
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投稿日:2010/03/26