西安皇城飯店

元日系ホテルだけあって、数多い西安のホテルの中でも日本人にとっては今でも居心地の良いホテルと言えるでしょう。スタッフの皆さんは、英語だけではなく片言の日本語は話せます。
　フロント、ドアマン、ベルボーイ、清掃と、スタッフの末端に到るまで教育が行き届いていて、中国では珍しくほとんど嫌な思いをせずに過ごすことができるホテルです。
　ホテル内のレストランはどこもほどほどに美味しく、中国料理だけでなく日本料理、西洋料理もそこそこイケます。
　日本人宿泊客だけでなく欧米系の宿泊客が多いのも特徴です。
　モーニングサービスが10時までと長いのも嬉しいです。
　欧米人はゆったり観光するのが常で、10時過ぎてのんびり朝食を採っている人も少なくないので、朝はゆったり過ごしたい人にはうってつけのホテルと言えるでしょう。

　部屋も小奇麗でアメニティも普通に充実していますが、水周りは少々古ぼけた感はあります（気になる程ではありません）。部屋の掃除も毎日丁寧にしてくれます。

　目抜き通りの東大街通りに面しており、街の中心地「ベルタワー」から徒歩10数分程度とロケーションは最高です。

　なお、一緒に旅行に行った連れが体調を崩したのでフロントに相談したところ、親切に英語と日本語が通じる医者がいる「セン西省人民病院」を紹介してもらいました。その病院のお医者さんは大変優しい方で、丁寧に診察してくれた上に10日以上分の薬を処方してくれて、さらに何かあったとき用に、プライベートテレフォンナンバーまで教えてくれました（！！）。
　連れは、「この薬がなかったら、後の旅行はできなかったかもしれない…」と後日語っておりましたので、無事に旅行を終えられたのはホテルのスタッフと病院の医師に負うところが大きいと思います。

　最後に、ホテル内の一日ツアー申し込みカウンターのお姉さんは不在のことが多いです。不在の際の連絡先の電話番号にも何回か電話してみましたが出ませんでした。ホテル内のツアーに申し込みたければ、担当者の姿を見つけたら躊躇なく捕まえた方がよいでしょう。結局、私たちは捕まえられず、タクシーをチャーターして西安の名所を観光しました。
　また、タクシーをチャーターする場合は、「高速道路料金込み、駐車場料金込み」で交渉しましょう。でないと、後で別払いになってしまう可能性もあります（笑）