「アサイ」ホテル…
果物のAsaiが原産の「ブラジル」に住んでいた者には、気になって、気になってしょうがない名前である(なんだか、「ハワイのアサイボール」も連想され、美味しいイメージもくっ付いてくるしね…)。
実は、このホテルは、ヤワラー(中華街)のいい位置にもあり、一度泊まってみたいなぁ…とか思いながら、なかなか機会がなかったホテルである。
私は今バンコクに居を構えているのだが、3月に発生したミャンマー地震の影響で、崩れた室内の壁の内装工事(今頃…!?)で、暫く部屋を空けなければ
いけなくなったので、
この機会を利用して、ちょっと「アサイホテル」に泊まって見ようと相成った。
ただ、中華街(ヤワラー)は遠すぎなので、今回はこちらのサトーンにある方のホテルに予約を入れてみた。
このホテルは、BTSシーロム線の「セントルイズ駅」の前にある(歩いて3ー5分ぐらい)。
こういう機会がなければ、なかなかこの駅で下りる機会はないと思うような、私には全く縁のない駅…そういう新鮮さも加わって、ちょっとワクワクしながら訪れてみた(実はこの駅、サラデーン駅とチョンノンシー駅の感覚が長過ぎるという事で、後で追加建設された駅…らしい)。
ホテルの建物自体は、ゴージャスでは無いが、小さくて洒落ている感じが、漂う…
一階正面には、大きなバーカウンターがあり、その奥で朝食が取れる。
その奥に、一般的なチェックインカウンターみたいなものは無く、二人の感じの宜しい若いスタッフが、「レジ」みたいなところで、チェックインを受け付けてくれる。
ホテルの一階はゴチャゴチャしているが、上階に上ると茶色の木目調のデザインで、すっきりさっぱりしていて好印象。
部屋に入ると…ベットがでかい!!(かといって部屋が狭いわけではない)
入ってすぐにバスルームがあり、その先には大きなシンク、ちょっと変わった部屋作りなのだが、決して不快ではない。
きっと決められたスペースの中で、快適を考えに考え抜いた結果、この様なデザインになったのだろう…細部に工夫を感じられて、すごく気に入った。
さて、一階のカウンターで夕方ハッピーアワーだということで、カウンターでビールでも飲もうと思って下りたのだが、スタッフにまだサーバーが冷えていないので、お勧めしない…もうちょい待ってくれるか?と聞かれ(缶ビールはインポート物しかなく価格が高かった)、致し方ないので、断って外に出てみる事にした。
一見何も無さそうな雰囲気のホテル前の道だが、実はここ奥にどんどん行くと、おしゃれで雰囲気の良いバー&レストランが6-7軒あり、その中の気に入った一軒に落ち着いて、ビールを飲んで寛いだ(更に奥に行くとセブンイレブンもある)。
このホテルそしてこの周辺の環境、ビジネス街(高級マンションも数棟建ち)であり、夜は静かに落ち着いていて(かと言って閑散としている訳ではない)、凄く良い雰囲気の場所であった。
ガチャガチャしたり、騒がしいのが嫌いな方(あと一人でもバーに飲みに行ける方に)にお勧めしたい。
通常はそこそこの値段がするらしいが、私の宿泊した時期はオフシーズンだからか価格もそれほど高くなかった。
機会があれば、またリピートしてみようかなと思わせる地域ではあった。
PS1)ところで、改めて知った事:「アサイ」はあの果物のアサイではなく、タイ語の(ユー「アサイ」=住む)が由来なんだそう。
PS2)このホテルは、どうやら「Dusit グループ」なんだそう…どうりでちゃんとしている訳だ…