現在のシラチャには中国人・韓国人の姿も目立つようになりましたが、かつてのシラチャで外国人といえば、すなわち日本人のことでした。つまりは寒村であったシラチャを今日のような街に発展させたのは、まさしく日本企業の進出によるものです。この「JTown」という施設名も”Japanese Town”という意味で、まさしく日本人用として運営されてきたサービスアパートメントです。スクンビット通り沿いの入口からは想像できませんが、裏手はショッピングモールの「イオン」にまで接する広い敷地内には、4棟もの建物がある巨大施設であることを知ると、ここが”Japanese Town”であることを実感します。メインロビーは正面にある2号棟で、もちろんレセプションでは日本語対応。2号棟エレベーター前には無料のコーヒー・紅茶、図書スペース、また日本人用掲示板には塾や茶道教室開催のお知らせなどがあり、日本人駐在員・長期出張者によるコミュニティーが存在しているようです。またレストラン入口前の棚にはレンタルできるDVDがぎっしり。施設内にはプール・フィットネスはもちろん、カラオケルーム・キッズルーム・ゴルフシミュレーター(すべて無料)などやバスケットコートなどのある公園、近隣施設への無料送迎サービスなどファシリティは大充実、まさしく独立した日本人用住宅街です。今回宿泊した客室は最も安価なデラックススタジオ、デザインに古さは感じますが綺麗にしてありますし、簡易キッチン付きで、広さは55平米もあります。室内内テレビの日本語チャンネル数は40、靴入れや収納も広め、もちろんバスルームにはバスタブ有りで給湯能力も十分でした。レストランやルームサービスのメニューの中心は日本料理です。もちろんレセプションでは日本語対応で、接客も手厚く、まったく安心な施設です。ちなみにスクンビット通りの向かい側にはパシフィックパーク&ロビンソンデパートがありながら、ちょうど信号機・横断歩道がありません。ただ「渡りたい」と意思表示すれば、セキュリティスタッフが旗を持って車を止めてくれます。ありがたい。