サメット島に行った帰りに、パタヤに一泊してからバンコクに戻る事にした。
サメッド島の入口:バンペー港から一気にバンコクまでバスで戻るのは3時間以上掛かるので(疲れるのと)、ちょっと「パタヤ」に寄って行く事にした。
もうパタヤは見たい所はないのだが、ただ気になるホテルがあるので、そこに予約を入れた。
そのホテルの名前は「ザ クバ ブティック ホテル パタヤ(The Quba Boutique Hotel Pattaya)」。
パタヤには既にイタリアがあったり、ドイツがあったりするのだが、とうとう「キューバ」ができたと言う情報を以前耳にしていたので、ちょっと「パタヤのキューバ」を体験してみたくなった。
嘗てキューバのハバナを訪れた時の感動やインパクトが今だに心のどこかに残っている。
実際には、長年の経済制裁の影響もあり、国民が相当貧し過ぎて、目も覆うばかりの状態にあるにも関わらず、物凄く目を見張る国民性や文化を持つ特徴的な国、兎も角、自分の心に強烈に印象が残る街であった事を思い出す。
さて、そんなキューバを再現している筈の今回のホテルは、パタヤビーチから少し離れた場所(2nd Rdを更に奥に行った所)にあるのだが(最初は地図を見ながら、なんでこんな場所に建てるんやろと訝っていたが)、
「センタン(セントラルワールド)」まで歩いて15〜20分ほど…通りはフラットだし、大通りで、レストランやマッサージ屋が無数に並ぶ「Central Pattaya Rd」を歩いて行けば、決して歩きづらい/遠いと感じる場所ではない。
ホテルの建物自体は、まさに「キューバ」!
キューバの国旗が旗めくロビーに入ると、もうそこは一気に中米:キューバ…レセプションはバール風になっており、後ろにはアルコールの瓶が沢山並んでいた。
ゲバラ、カストロの写真が沢山飾られ、壁もサイケオな色合いで、楽しくなる雰囲気。
部屋は、あのハバナの「アンボス・ムンドス」をイメージしている感じなのだが、ここは新しいホテルなので清潔で快適な設備(実際のアンボスは余りにも老朽が進みカビが酷く、一泊すると逃げ出したくなる程のホテルであったが…アレルギー性鼻炎が悪化した!)。
室内は薄暗く、本当にハバナのホテルにいるみたいな感じになる。
バルコニーには小さなバケツ型の灰皿が用意されていて洒落ている。
ただ、壁も床も薄いのか、ちょっと隣の声や上階の足音が気になったり、シャワーも途中で、水になったりと調整がやや難しいのだが、それもここはキューバだと思えば、全然問題なし(本物のキューバよりずぅっとマシである)。
ホテルの不都合は、よりリアルに近い感じで、キューバを知る者やキューバ(文化や音楽・国民性・カストロ・ゲバラetcetc)ファンにとっては、ちょっと良い感じのホテルだと思う。
中庭にあるオープンエアのバール(カウンター)も、嘗て、ヘミングウェイが通ったと言われるバール:「エル・フロリディータ(La Floridita)」を再現している感じでこれまた良い。
キューバ好きや、パタヤは好きだが、もうあの猥雑・ガチャガチャ感にはもう疲れた等な方々には、こう言う喧騒から少し離れたところに泊まって、パタヤで異国情緒を味わいながら、ゆっくりした時間を過ごすのも良いかもねぇぇぇ…
PS)センタンまでのFreeのシャトルがあるらしい。