ヨハネスブルクCBD(市街中心部)のホテルは、日本語のネット情報も極めて少なく、ロンプラとBooking.comを参照して見つけた。場所は(ハウトレイン、メトロレールの)バーク駅のすぐ北側のBlaamfontein(ブラームフォウンテン)にあり、パーク駅から徒歩10分程度。ちなみにCBDからは世界チェーンのホテルは軒並み撤退しており、ここより駅に近いホテルはマリオットを冠したProtea Hotel by Marriott Johannesburg Parktonian All-Suiteくらいしかない。
ホテルの送迎はプライベートタクシーを配車してくれる仕組みで(ケープタウンからの飛行機が19時到着で、さすがにこの時間から公共交通機関を使ってホテルに行く勇気はなかった。)、Booking.comで予約を取った後は、ホテルと直接メールでやりとりしたが、レスポンスは良く、何の心配も無い。ZAR400でタクシーよりやや安い程度か。
到着ゲートに運転手が迎えに来ていて(ちなみに「Mr.三田めぐろうto the Bannister Hotelという札」→強盗に行動が知られるので札は止めること「信号は停まる」→強盗に襲われるので停まらない(by外務省)「走行中も窓を開けっ放し」→強盗に襲われるので窓は開けない(by外務省)という具合だった。日本ではこう言われている、とはさすがに言わなかったが。)すぐに駐車場に連れてってもらい、ホテルまでは一時間ちょっとくらいだったか。
ホテルも厳重な鉄格子に囲われているわけでもなく、後述するレストランは道路側はガラス張りでいたって普通の構えである。フロントではカードの使用可。翌日にポンテタワーに行くためのタクシー手配(ポンテタワーからは「Uberで来い」と言われていたが、ヒルプロウの真ん中だし、勝手が分らないためタクシーを考えていた。)を相談したら、同じプライベートタクシーを配車してくれた。(CBDはこの辺の手配をきちんとしてくれるのが大事。)
部屋はバスタブはないが、日本のビジネスホテルくらいの設備で特に問題は無い。WiFiは実用に耐えない。フロントの前のホテル内にバー兼レストラン兼カフェがあり、朝食はそこで朝定食を食べる(若干のチョイスがある。)このバーはホテルに関係なく界隈では賑わっているバーの一つで、「sushi」が売り物の一つで結構みんな食べている。ケープタウンはアパルトヘイトの最中も日本のマグロ漁船が寄港していたような街なので生ものも信用できそうだが、ヨハネスブルクは・・・私は食べなかったが。
チェックインして部屋に入ったのが22時前。コンビニに(結局CBDにコンビニは無かったが)水でも買いに行こうと恐る恐る外に出た。パーク駅を出たところで強盗に襲われたとか、日中のCBDには立ち入らないことをお勧め(by 外務省)となっているが。・・・
ブラームフォウンテンはヴィッツ大学を中心とした文教地域かつ学生街で、ホテルが面しているDe Beerストリートは夜通し営業しているお店も多い飲み屋街、クラブ街で、こんなところで治安が悪ければ、そもそも営業が成り立たないが・・・半径1キロくらいを小一時間うろうろして23時頃ホテルに戻ったが危険は感じなかった。ただ、開いてる商店は個人経営のお店しかないので、初日は水くらいは買って行った方がよい。
通りの向かい側には「The Smokehouse and Grill」というヨハネスブルクでも有数のステーキ屋があり、二日間通った。シルロイン(サーロイン)ステーキとピノタージュのワイン・・・コスパもよい。(オーナーの人種差別発言とかで、しばらく閉鎖していたが再開したようである。二日間とも客もスタッフも黒人とインド人と私しかいななかったのに、どういう人種差別をするのか???)
ということで、CBDのデビューはこの位の「安全な」ところからをお勧めする。