ナナ駅からスカイウォークで結ばれたハイアットリージェンシー。
隣の「チットロム駅」、セントラルエンバシーモールにある「パークハイアットホテル」より少しグレードを落とした「ハイアット」である。
場所もアラビックタウンの「ナナ」なので、周りの雰囲気も周りを歩いている方々もイスラム系の方も多く、独特の雰囲気を漂わせている。
私が初めてバンコクに足を踏み入れた1980年代後半、この辺りは既にいかがわしくて有名で、ナナプラザは勿論の事、「グレースホテル」(のコーヒーショップ)なんかも色々な意味で「殿堂」と呼ばれていた時代。
「ランドマーク」という名のビルもできたばかりでその当時は巨大で綺麗なビルだと思っていたが、今やその存在すら認識出来ないほど周りには大きく立派なビルが沢山できてしまった。
さて、そんな場所にあるこの「ハイアットリージェンシー」は、BTSナナ駅で下車し、アソークに向かう方角の途中にある。
ホテルは、どこが入口か一瞬迷う感じで、ドアボーイも車の案内人と兼ねたワンオペなのか、自分で(自動ではない)比較的小さなドアを開けようとすると、慌てて向こうから飛んでくる。
ロビーは非常に狭く、入ってすぐのところに(向かって右側に)所狭しと小さなソファが並び、(左側には)いきなりカフェカウンターがあり(ビールもある)、少し奥に向かった右側にやっとレセプションがある(近くにあるソフィテルの方がボーイの数も多いし、ロビーは天井が高く広々としている感じ)。
他のバンコクにあるハイアットも同様なのであるが、この系列のホテルはどこが入口でどこにレセプションがあるのかよく分からない(もしかしたらワザと?...そういうコンセプトなのか?)...何か、こう掻き分けて行かないと見つからない…みたいな事が多い…笑)。
エレベーターに乗って上に上がると、やっと5星らしい綺麗なホテルやなぁ…と認識できる。
部屋に向かう廊下はお洒落な電灯/照明が割と多くつけられ、非常に明るく綺麗な感じ。
部屋自体はそれほど大きくないものの流石ハイアット、素敵ではある。
最近のホテルはそーなのか、入ってすぐのところに、妙に若者向けなスタイリッシュなオープンスペースのバスルームがあるのだが(勿論、閉めることもできるが…)デザインを重視しすぎなのか年寄りには落ち着かない感じのバスルーム/水回りである(前回、トンローのマリオットも同じ感じだったので、もしかしたら今のトレンドなのかもねぇ…)
まあ、私はナナというお下劣な土地柄が昔から余り好きでは無いので、ここに投宿する事はあまり無いが(必要なら、電車代が掛かるが、隣のアソークか、チットロムに泊まる)、
まあ、ナナが好きで、更にどうしても名の通った高級ホテルが好物な方にはお勧めできる。
PS) なおこのハイアットの隣にある「マイアミホテル」は、1960年代に開業した、これまた一部の通には有名な名物ホテルである事を付け加えておく。