ツアーで3泊。ハン川の西岸、ハイチャウ区の北にあり、空港から5km、車で10~15分。経営はルートイングループ。2017年開業、客室数162。ダナンの南・Điện Bànにある「グランヴィリオ オーシャンリゾートダナン」も同社の経営。
東館(4階)、西館(5階)の2棟からなり、2階でつながる。主要な施設(ロビー、プール、大浴場など)は東館にあり、西館はちょっと遠くて不便。
客室のカテゴリーは、Junior Studio(1S;20㎡)、Superior(25-30㎡)、Superior with bathtub(30-35㎡)、Premier Deluxe(40㎡)の4つ。Junior Studioはシングルのみ、後の3つはダブルかツイン。
アサインされたのは西館5階/Superior Twin with bathtub(30-35㎡)。面積は不明、30㎡ほどか。それでも十分な広さ。ベッドはセミダブル。ダークブラウンと白の落ち着いた内装。部屋の造りは簡素、エアコンも外付けだが、新しい。街中なので眺めは良くない。シーリングファンが照明付きなのが、何とも日本的。
サロンスペースには椅子1脚とテーブル。壁際にデスクと椅子。液晶テレビ(40型)は壁掛け。日本の地上波が民放を含め5~6局なのは、さすが日系。
バスルームはバスタブ付。シャワースペースはないが、まずまずの広さ。シャンプー類はポンプ式のホテルブランド。
無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤー、スリッパなど、必要な備品は勿論、バスローブも完備。ボトルウォーター も一人1本。
東館1階の中庭に屋外プール(6:30~19:00)。サンラウンジャーやパラソルもあるが、ロビーからも見えるので、寛ぐにはちょっと勇気がいる。
プールの奥に大浴場(14:00~22:00,6:30~13:00)。受付で部屋番号を告げ、バスタオルやロッカーキーを受け取る。男女別に内湯・サウナがある。竹などを配置した雰囲気は、まるで日本の旅館。さすがに露天風呂はないが、大きな湯舟に浸かれば、旅の疲れも癒されるというもの。
朝食ブッフェ(6:30~10:00)は、東館2階「ASAGAO」。ベトナム料理の種類はそれほど多くなくて、なぜか韓国料理が多く、ビビンバが美味しい。目玉焼きを目の前で焼いてくれるのだが、半熟加減が絶妙。ベトナム醤油をちょっと垂らすとコクが増す。麺類が1種類と少なかったのは残念。
通りを挟んだ向かいにコンビニ(Winmart+)があり、冷えたビールや食品が調達できるのは便利。
中心部からは少し距離(ハン市場から2km弱)がある。ベトナムの歩道はバイクの駐車場と化していて、数百m歩くのにも苦労するので、どこへ行くにもタクシーは必須。とはいえ、タクシー代が安いので安心。Grabが使えるなら心理的なハードルも低くなる。
「Grandvrio」はリゾート系のブランドだと思っていたが、「シティダナン」は屋外プールがあるとはいえ、基本的にはビジネスホテル。客室、食事、大浴場と、日系ならではの安心感に加え、朝食付きで1人4,000円弱は、驚異的なハイコストパフォーマンス。観光の拠点として利用するにはもってこい。