年末年始の休暇を利用して、リオデジャネイロへと旅行に行きましたが、このリゾート地は世界的に有名なビーチを有することで知られています。
よって、南半球が夏となるこのハイシーズン、リオのホテル価格は高騰します。
もっと言えば、ホテルの空室を探すことすら困難です。
私は4か月前に予約を試みましたが、リオの多くのホテルは既に満室でした。
また、仮に空いていたとしても、5泊以上の連泊でなければならないなどの条件を付されていることが、何度もありました。
1泊数万円も払いたくない自分が、ほとんど選択肢がない中でようやく探し当てたのが、このホステルでした。
この繁忙期にも関わらず、個室で1泊7千円程度と格安だったのが、決め手になりました。
本来、外国人向けのポルトガル語教室を開いているところらしく、部屋も教室にベッドを2つ並べた形。
ホワイトボードや椅子・机も隅に寄せた形で、そのまま置いてありました。
元が教室だけに部屋の広さは、それなりにあります。
エアコンはもちろん完備。
TVはありません。
Wi-Fiは繋がりが良くて助かりました。
ロビーに共用パソコンもあり、無料で自由に使えます(しかも日本語文字化けせず)。
非常に簡易な朝食付きで、ブレッドと飲み物のセルフサービス。
バス(シャワーのみ)、トイレは共用です。
シャンプー、石鹸、バスタオルは付いています。
宿泊料金はクレジットカード払い可。
頼めば、水とコーラの500mlペットボトルを市中料金で売ってくれます。
このホステルは、セントロに位置します。
ビーチに隣接するコパカバーナ地区のホテルは、前述のとおり高額なため、海水浴に興味のない自分は、空港にもより近いこちらの地区を選んだのですが、1つ注意すべき点があります。
それは、週末のセントロは、人通りがほぼ皆無だということです。
この周辺はビジネス街らしく、休日になるとオフィスはもちろん、店も全くやっておらず、さながらゴーストタウンのようでした。
このため、週末にこのホステル周辺で食事をすることはできず、マクドナルドやピザの配達を頼むしかないとスタッフの方が言っていました。
また、人通りが少ないがために、週末のセントロでは犯罪が多いと、外務省のHPでも注意喚起されていますので、充分に気を付けてください。
一方で、平日になると、一転して人が湧いてきます。
日曜の夕方よりも、月曜の早朝・深夜の方が賑やかなほどでした。
セントロ(中心街)と呼ばれる地区で、これほどまでに平日・休日の人口差が激しい大都市は、他ではお目にかかったことがありません。
少なくとも日本の東京などでは考えられないことです。
あとは、この手のホステルやB&Bは皆そうですが、入口の場所が分かりにくいため、事前に詳細な位置を把握しておきましょう。
グーグルマップで名前を検索すれば出てきます。
外に看板は出ておらず、入口の床マットにホテル名が書かれていますので、それで判断しましょう。
入口は施錠されているので、初回訪問時は呼び鈴を鳴らして入ります。
チェックイン後に、カギを渡されます。
ホステル周辺には、ブラジル銀行(BANCO DO BRASIL)やシティバンクの支店もあるので、キャッシングなどに便利でした。
また、最寄りの地下鉄の駅はUruguaianaで、徒歩10分程です。
格安ホステルですので、何事も過大な期待は禁物ですが、中身にこだわらず、ただ安く泊まれれば良いという方には良いと思います。