2015年12月下旬。メコン川に面した伝統的保存地区に位置し、レストラン・カフェ・ショップ・主な観光地に歩いていける。今回宿泊したのは3館ある中で真中の青館の2階。この建物は1階に2部屋、2階に2部屋ある。すべてスィートと思われる。1階部屋は表通りに直接面して車の騒音や人の話し声が聞こえてくるだろう。この周辺は車も量は多くはないが、やはり音や人の目は気になるであろう。部屋は広くはない。むしろ狭いが、ラオス伝統を活かした装飾でしゃれた素敵な部屋の感じを出している。中央にネット付きのダブルベッド、横の窓側に仕事机・椅子、ラオス様式のゆったりした籐の椅子2と銅鼓のテーブルのスペースがある。ベッドと衝立を挟んだ背面に洗面台、その向かいにシャワー室、トイレ、冷蔵庫入れ、クローゼットが別々に区切られ独立したスペースとなっている。窓もメコン川に面した方向に2つある。1階はすぐ外なので開ける事は出来ないであろう。ホテル全体で13部屋。スィートは5部屋、8部屋はスーペリアで、一人ならスーペリアで良いが、カップルならスィートがお勧め。ただ、料金は高めで、後はホテル選択の問題である。タイ人女性マネージャーが日常を取り仕切っている。
飲み物は冷蔵庫の中も含めすべて無料。パットボトルも中型が外に2本、冷蔵庫内に2本あり、毎日、補充される。果物も置いてある。チェックインの際はウェルカムドリンクが出される。隣室の音はまったく聞こえてこない。壁が厚いのであろう。廊下の音は聞こえるが、小規模ホテルなので一時的である。外の音は聞こえてくる。車やオートバイの通る音、毎夜21時位まで近隣の音楽が大きくはないが聞こえてきた。早朝は裏隣の家で飼っているニワトリの鳴き声が大きく響いてくる。窓の防音効果が低いのだろう。朝は6時過ぎから人々が動き出す。シャワーのお湯の出は良い。トイレのとっての具合が悪くなったので、朝伝えて出かけ帰ってみたら直っていた。自転車のレンタルは無料。部屋に蚊がいた。日本の蚊の様に飛ぶ音が静かで聞こえてこないが確かにいる。また、動きの速い蟻もいる。
朝食はメコン川沿いにある階段を下りたテラス席。雨が降ったら本館の1階。メニューから選択する。コンチネンタルの場合、ジュース3種類から、コーヒー数種類・紅茶数種類から、卵料理数種類から、ハム・ベーコン・ソーセージから、ヨーグルト数種類から(ココナッツヨーグルトが美味しい)、ミックス果物。この他におかゆ、麺もある。パンはラオスでも評価の高いルバントン・ルアンパバーン店から毎朝仕入れてくるという。量も質も上質で、メコンの流れを眺めながらの朝食は最高の贅沢である。ただし、夕食のメニューは少ないので近隣のレストランやカフェがお勧め。
チェックアウト時に空港までのタクシー手配に手違いがあり、出発が予定より遅れる事があった。空港タクシーを依頼したが、客はホテルに10ドル(又は88,000チャット)支払う、実際の料金は7ドルなので、3ドルがホテル側に手数料だ。空港までは15分程度。トゥクトゥクでも所要時間は大きな違いはない。チェックアウト時に料金を支払ったか確認をされたり、旅行会社に全額支払った旨を伝えるとPCで確認されたり、利用者の大半は欧米人の夫婦や家族であったが、タイ人女性マネージャーに欧米人重視の印象を受けたのが残念だ。