フランクフルト近郊のRetterswaldレッタースの森に入り、少し行くと視界が広がって、大きな広い牧場に出た。“ケルクハイム(タウヌス)の宝石”と呼ばれるRettershofレッタースホーフという場所に着いた。その一角高台に古城ホテルがある。
??7月24日(金)、25日(土)
(2泊)Schlosshotel Rettershof 古城ホテル レッタースホーフ城: ?
D-65779 Kelkheim 、Rettershof 5
Tel:+49(0)6174 - 290 90 、 Fax:- 25 35 2
http://www.schlosshotel-rettershof.de/cms/
4星・全35室。No.110はホテルの入口から右手に延びるモダンな建物(新館)の一番手前の部屋でした。地上階だが、外から見ると空堀の上に立っているようなので2階にも見える。
Euro158x2=316+(朝食12.5x4=50)=366(50,705円)。
水2本、浴用ガウン。スリッパあり。
2013年にホテル全室を改装したそうで、バルコニー付きの部屋は立派で広く、浴室も広い、バルコニーの向こうはRetterswaldレッタースの森、全体に設備も十分なもので満足だったが、Romatik Hotel に加盟したばかりのホテルにしてはレセプションの応対は少々悪かった。
レッタースホーフ城はフランクフルト空港より西へ25kmの距離にあるKelkheimケルクハイムとKoenigsteinケーニッヒシュタインの間に位置している。
タウヌス丘陵(自然公園)のレッタースの森、静かで緑豊かな牧歌的な地域に立つ古城ホテルは12世紀の修道院の敷地内に1885年に建設されたものである。
2014年10月よりRomantik Hotelに加盟した。
グルメレストランRetter'sはSchlemmer Atlas 12点、ドイツランク2217位。
暖炉があるラウンジや広々としたテラス、それにサウナ、ボウリングレーン、テニスコートなどのレジャー施設も備えている。
レッタース修道院とレッタース城の歴史:
1146年、Graf Gerhard von Nueringゲルハルト・ニューリング伯がタウヌスの森の中にベネディクト派のKloster Retters im Taunusレッタース修道院を建てた。
1190〜1360年がKloster修道院の全盛期であったと云う。
1559〜1581年、Graf von Stolberg-Koenigsteinシュトルベルグ・ケーニヒスシュタイ伯が、修道院からHofgutホーフグート居城に変えた。
以降16世紀から19世紀の間、城主が変遷する。
1581〜1803年、Kurfuerst zu Mainzマインツ選帝侯
1806〜1866 年、Herzoeg von Nassauナッソー公爵
1866〜1884年、Koenig von Preussenプロイセン王
1884〜1885年、独英の貴族 Adelige Frederik Arnold Rodewald zu Feldheimフレデリック・アーノルド・ローデバルト・フェルトハイムが娘のAlice von Dieskauアリス・ディースカウが居住する城館として購入し、Tudorstilテューダー様式の小城に改築した。
1885〜1903 年、アリス・ディースカウの所有となる。
1903〜1924 年、ヘッセン王女Sybilleシビレと夫Friedrich Freiherr von Vinckeフリードリヒ・ヴィンケ男爵が所有。
1924〜1979年、Felix von Richter-Rettershofフェリックス・リヒター・レッタースホーフと妻Graefin Hertha von Rotkirchヘルタ・ロートキルヒ伯妃が長く所有した。
1945〜1953年、米軍に依り接収。
1980 年、ケルクハイムの町が所有。
1984〜1985年、城館の改装を行い、英国テューダー風の装いになった館にはグルメレストランや美しい庭園を備えている。
2012年、Daniela SchwarzダニエラシュバルツとHans-Juergen Laumeisterハンス・ユルゲン・ラウマイスターが所有し、ホテル・レストラン経営を行う。
2013年、更に会議用施設、ホテルの全室に改装を加えた。
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日本に帰国する前に前泊しても良いし、タウヌス丘陵一帯の町巡りの基地にしても良いだろう。
今回の旅では家内がスズメ蜂(Wespeヴェスペ)に刺された為、体調を崩して回復に努めたホテルになった。